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都会で星は見えないというけれど、
家の近所は街明かりも少なくて、強い光の星は見上げればすぐに目に入る。
強い光の星に目がいってしまうけれど、目を凝らして見ていれば、だんだんと光の弱い星たちも見えてくる。
気づかなかったけれど、いくつもの星がそこにあった。
ふと、人に置き換えて考えてしまう。
魅力や才能を持った人は、ぱっと目に入るし、たくさんの人がその人に惹かれるだろう。
けれどもその近くに、弱いけれど懸命に輝こうとしている人もいる。
最初は確かに目に入らないだろうけれど、ずっと見つめ続けていれば、見えてくるし、その儚い光に惹かれていく。周りを見渡せば、そんな弱くて美しい光が沢山あったと人々は気づく。
臥薪嘗胆とか、大器晩成とか、なんだか言い訳っぽい言葉だと思っていた。
けど星を見ていたら、それも確かな言葉のように感じてくる。
星にはそれぞれの星の光の強さがあるし、人にだってそれぞれの光り方がある。
光ることをやめなければ、ずっと目を凝らしてくれていた誰かの目に映るだろう。
弱くても、少しでも、ずっと光続けていよう。

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