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まっすぐなんて進まない中、今を生き、「明日を描いていく」。

昨日、X(Twitter)で流れてきた「和田靜香のこれって聞いてもいいですか?」というYouTube動画を見ました。
「既存の福祉が取りこぼす突然路上をIT活用で救う」として、NPO界のオードリー・タンと呼ばれている佐々木大志郎さんとお話をされています。
和田さんのポストには、

生活困窮者=ホームレス=おじさん
という方程式は減ってきていて
生活困窮者=日雇いバイト=若者

という言葉もありました。
一目見ただけでは生活困窮者かどうかわからなくても、「実は日雇い労働で目の前の一日を生きるためお金を稼いでいる」という若者が増えているようです。

僕が動画の中で気になったのが、「こまぎれ」という言葉です。

動画に登場している「Timee(タイミ―)」というアプリ、ご存じでしょうか?
「すきな時間に働けて、面接なし、即日入金」というスキマバイトの求人アプリです。
「こまぎれ」の働き方、「こまぎれ」の稼ぎ方だと思います。
佐々木さんもおっしゃっていますが、そのような働き方の全てが悪いわけではないと思います。
「働く」ということに抵抗を感じる方にとっては、その壁を低くしてくれるものでもあると思います。
と同時に、それは、
明日も同じように仕事があるか分からない
即日入金といっても銀行が休みだと使えるお金がなくなり、泊まっているインターネットカフェなどを出なくてはならなくなってしまう(突然路上)可能性がある

という働き方でもあります。

しかし、人生やキャリアというものは「こまぎれ」ではないはずです。

「明日のことは分からない」というのは、誰しも同じことかもしれません。
でも、「明日のことは分からない」と「明日のことを描けない」は違います
「明日のことを描いていく」ためには、
仕事やお金が無くなってしまうのではないかという心配から離れられる時間や
自分が自分で保てる環境、空間

といったものが必要だと思います。

今、自分にできること。
直接、大きなことができるわけではありませんが、佐々木さんが代表を務める「特定非営利活動法人トイミッケ」へ寄付をしました。

☟トイミッケとは?

☟トイミッケへの寄付はこちらから

動画でも登場している「せかいビバーク」という取り組みがあります。
詳しくは動画やサイトを見ていただきたいのですが、路上に取り残された方の緊急お助けパックをお渡しする「受け取りスポット」になることもできます。
都内の飲食店や古着屋、古本屋などが受け取りスポットになっているようです。

「今夜安心出来る場所で過ごすことが出来ず、翌日に公的な相談窓口へ相談される方」へ、緊急お助けパックをお渡しする「受け取りスポット」になっていただけないでしょうか?
お願いしたいことは、上記のご状況の方が「パックを受け取りたい」といらした時に、専用受付システムに従って受付をしていただき、パックをお渡ししていただくだけです。(所要時間5分程度)
※いわゆる「相談支援」をお願いするわけではございません。

☟せかいビバークとは?

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人生には思いがけないことが起こり、まっすぐなんて進まない。

和田靜香さんの「50代で一足遅れてフェミニズムを知った私がひとりで安心して暮らしていくために考えた身近な政治のこと」という本の中の言葉です。
まっすぐなんて進まない中、今を生き、「明日のことを描いていく」。
それが、「生活する」ということかもしれないな、と思います。
明日のことを描いていく。
そこに希望を持てる人が増えるよう、できることをしていきたいと思います。

和田さんの言葉は、面白いです。
タイトルに、「50代」とか「フェミニズム」、「政治」という言葉が入っていますが、どんな世代、性別、属性の人が読んでも楽しめる本だと思います。

YouTubeも是非見てください。

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Rinfinity~食にたずさわる人の生き方~
料理人や農業従事者の方へのインタビュー記事を発信しています。
第6弾、愛知県・豊橋「ごとう製茶」・後藤潤吏さんのインタビューが公開中です!
是非、ご覧ください!!

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