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「二人の世界」という言葉を一人だけに都合よく使わない。

今日、『そして羽音、ひとつ』という演劇をみた。
劇中に、

二人の世界

という言葉があった。
ロマンチックに聞こえるし、実際そうであるときもあるだろうけど、そうではないときもあるかもしれないなー、と思った。
そうではないときとは、この言葉が「誰かにとって都合よく使われているとき」だ。

時間とは尊いものだと思う。
時間が生んでくれる「二人の世界」もあると思う。
でも、どんな二人の世界であろうとも、そこには「一人」と「一人」がいたのだと思う。
二人の世界がどこまでいこうとも、「一人」と「一人」のままかもしれない、とも思う。

二人の世界なんてものはないんだよ、と言い切ってしまうのも味気ない。
「誰かにとっての、一方的に都合のいい二人の世界」ではない、「二人の世界」。
その景色を見るためには努力がいるだろう。
「一人」と「一人」が尊重し合い、協力して、自分の声を自分の声として届け合うことが必要だ。
時間も助けになってくれるものだと思う。

ー「対話」はポリフォニー(多声音楽)
それぞれの声のパートが、独立した旋律をもち、どのパートも対等な重要性を持って重なっていく。

風をとおすレッスン

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