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サウナ飯の極み〜サウナ&カプセルホテル北欧~【サウナリーマン日記第38話】

ナンバーワンにならなくてもいい♫
もともと特別なオンリーワン♫♫

こんな歌を青春ど真ん中で
影響を受けた世代である。

社会にでたら、嫌というほどの
競争が待っていて嫌というほどの
勝ち負けを思い知ることすら分からずに、
耳障りのいいこの歌を聴いていた。

上には上がいる。
そんなことはとっくに気付いていたから
「1番になって勝つ」という勝負を
個性という言葉を盾にして逃げていた。

だからなのかもしれない。
自分が1番になれなくても、
「自分が見える世界の1番には触れてみたい」
という欲求が人一倍あることに少年は気づく。

予備校時代はカリスマナンバーワンという
講師の授業を最前線で聞いたりとか、
本屋のベストセラー1位とか
オリコンチャート1位の曲にまず
触れてみたりとか。

そこで自分が何を得られたかは
別として、その好奇心は何かしら
自分の人生にプラスになっていると信じたい。

ただキャバクラに行ってナンバーワンに貢ぐ
といった残念なおじさんにはなりたくない。

突然現れたナンバーワンに触れたいという欲求

ナンバーワンに触れたい。
そんな欲求が突然出てきた。

それは「サウナ飯」である。
そう、テレビでは鉄板ネタと言ってもいい
グルメネタである。
ラーメン、寿司、焼き肉、イタリアンといった
さまざまなジャンルがある中で切り取ったのは
「サウナ飯」

それはその名のとおり、サウナのときに
食べる食事、主にサウナに入った後をさして
言われることが多い。

サウナによる発汗のナトリウムの減少により、
塩分に対して味覚が鋭敏になったり、
発汗によりクエン酸の消費による
エネルギーの代謝により酸味に
敏感になるといったことが起こるそうだ。

「空腹は最高のスパイス」
という言葉があるが、
まさに「サウナも最高のスパイス」
なのだ。

ということでそのサウナ飯のナンバーワンを
求めて上野にやってきた。

食事が美味しいかどうかなんて
いただく人の好みや趣味に
左右されるものである。

筆者の場合は、一人前1万円を
超えるような特上カルビでも
高架下の居酒屋でいただく300円の
煮込みも同じように美味しく
感じる。
個人的にはなかなか便利な状態で
生まれてこれてよかったと思う。


ただ今回はサウナ飯の極みを
紹介したいので、
サウナイキタイのサイトでも
ナンバーワンの評価の
サウナ&カプセルホテル北欧さんに
お邪魔しました。


ナンバーワン施設のナンバーワンのサウナ飯を
しっかり食したいと思ったのだ。

日帰りではなかなか予約が取れないので、
カプセル泊にしてのんびり過ごしてきた。
わくわくが止まらんですな。

これぞ王道のサウナ

肝心のサウナであるが、
やはりドラマ「サ道」のロケ地ということも
あり、ガチサウナーからミーハーな若者軍団まで
バラエティーに富んだメンツであった。

夜かなり遅い時間に入ったのだが、
サウナ室前に10人以上の行列が。
他の施設ではなかなか見られない。
経験したのは、池袋のかるまる以来だろうか。

リラックスするためにサウナに来ているのに、
行列のサウナでストレスを抱えてはいけない。
身を清めながら、スキを伺い、いざ突入。

じっとしているだけで「じわじわ」くる
熱みとほのかに香るアロマが
とても居心地がいい。

最短導線の水風呂は、しっかり座ってしまうと
顔がつかってしまう絶妙な深さ。
ちょっと空気イスっぽい姿勢で入るのも
なかなか斬新である。

ドラマでおなじみの外気浴スペースは
イスも豊富にあり、上野の空を見上げながら。

公式HPより どこか幻想的な雰囲気も


「あかん」

居心地が良すぎる。
レストランが閉まってしまう前に出なければ。

そして、サウナ飯の極み

まさかの行列である。
21時を回っているのにも関わらずだ。
さすがキングオブサウナの北欧である。

しかし今日は諦めるわけにはいかない。
そう、サウナ飯とたまたま持っていたこの
無料ドリンク券があるからだ。

大事にお財布にしまっておきました

幸い10分も待たずして入店することができた。
迷わずビールと極みをオーダー。

そう、これである。
みんな大好きカレーライスである。

北欧特製カレーライス 700円

スタンダードなカレーかと思いきや
ピリッとくる辛さとゴロゴロの
じゃがいもの甘みが調和している。
サウナによる大量の発汗が確実に
旨味を押し上げて
いるのだろう。

比較的早食いをしがちな筆者でも
こんなにゆっくり味わって
食事したいと思ったのは
久しぶりであった。

焼酎が多めのホッピーを
片手にラストオーダーまで
にじっくり頂きました。

ナンバーワンに触れたいと言いつつ、
週末の疲れた身体を極上のサウナに
触れて頂いたカレー。
オンリーワンな時間になりました。

いやもともと特別なオンリーワンなのかも
しれない。

さすが聖地。サインの数も半端ない。

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