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原点回帰〜サウナセンター〜【サウナリーマン日記第39話】

困ったときのアウトロー。

かつての
プロ野球の名監督の野村克也氏が
何かのテレビで言っているのを
目にしたことがある。

バッターから1番遠く
打ちづらいとされるコース。
プロの勝負師であったとしても、
最後の拠り所が必要な場面が
あるということだ。

今日はその困ったとき、
拠り所が必要な時が来た。
どこのサウナに行こうか。

あの施設もいい、この施設もいい。
ぼぉーっと自宅で過ごすうちに、
時間だけが経過していく。

気がつくと猶予がなくなって
いたりする。

そんなときの正統派で
楽しみたいサウナ。
ここしかない。
行く場所に困ったら、
ここへ行けば後悔しない。

思えば「サウナリーマン日記」も
この施設からスタートしたのだ。


東京最古とされる「サウナセンター」
略して「サウセン」である。

上野近辺はプレジデントさんの閉店という
残念なお知らせがあったが、
まだまだ活躍してほしい
愛すべき施設のひとつである。

割とマナーを守る雰囲気もあり、
黙浴も徹底された
安定感のある施設である。

そしてあのアウフグースを
もう一度味わいたくて
やってきた。

受付でサウナ・スパ健康アドバイザー証を
提示し、300円引きの1,700円で入場。

ここのノスタルジックな
ロッカーが好きだ。

ロッカーではドラマ「サ道」の
サウンドトラックを流しているところに
聖地の雰囲気を醸し出している。

やや大きめのダボダボなフリーサイズの
館内着に着替え、大浴場へ。

フリーのドリンクや塩までついていて
かゆいところに手が届くサービス。

そしてこのサウナセンターの
すごいところ。
土日祝は、12時〜21時まで
毎時のアウスグースがある

(2022年5月現在)

これはすごい。
事実上、
いつ行ってもアウフグースが受けられる。

あまり時間の計算をしなくて
いいのだから、ありがたい。

ひとつだけ注意点。
少しタイルが他の施設より
滑りやすくなっているので
気をつけよう。
私も他の人も割とツルツル
滑っていた。

ゆっくりサウナ室のドアを開ける。
アロマの香りに導かれるように
奥のポジションを陣取る。

サウナ室は天井が比較的低いことも
あってか段差ごとの温度差が激しい。

どこか山奥のログハウスに迷い込んだ
かのようだ。

やがてアウフグースの時間がやってくる。
なんと本日は2人体制のようだ。

メインは、前回と同じ
丸刈りの優しい雰囲気のお兄さんだ。

まるで人気野球漫画のドカベンの
主人公のような、温かいキャラクターが
立ち振る舞いから伝わってくる。

アウフギーサーが
ゆっくりくつろげる安全安心の場を
作る。これは簡単なことじゃないし、
スキルが必要なことだと思う。

前回最上段のアウフグースで
「飛んで」しまいそうになったので
下段でのぞみました。 

そこでこれからサウナセンターに
行こうとしている我が同志のサウナー
の皆様にオススメのポジションを
案内したい。

それは、
アウフギーサーから向かって
下段と中段の両サイドポジション
である。
両サイドは入口から見ると、手前と
奥にあたる。

ちなみに下記は手前から撮影された
写真を公式ホームページから抜粋したもので
ある。

公式ホームページより引用

ここは確実に熱波を楽しめる。
最上段はかなり上級者向けであるので、
まずは中下段をオススメしたい。

サ室はかなりコンパクトなため、
両サイド以外のポジションは
アウフギーサーが仰ぎやすいように
身体をかがんだりして協力する
必要がある。

もちろんこういった協力も
現場のサウナー達の一体感を得られる
ので、筆者は大好きである。

ただ初めてのアウフギースで
熱波をしっかり楽しみたい方は
中下段の両サイドポジションから
始めてみてほしい。

アロマの香りが心地よい。
心地よい熱波が「ととのい」へ
誘ってくれました。

この施設はほんとに雰囲気がよくて
サウナが好きな人が集まっているんだなぁ
とつくづく実感。

ちょっぴり冷たい水風呂も最高。

かけ水をするときは必ず
座ってしよう。

かなり直近でととのいイスがあるので、
怖いお兄さんにあたると危険だ。

ペンギンルームの心地よい扇風機や
下町の風景をのぞみながら、
風鈴の音を聞きながらの外気浴。
ととのいました。

さてサウナ飯にいこう。

サウナ飯は「中か外か」論争というのが
サウナーのみなさんであるようだ。

「そんなの時と場合によるだろう」
読者のツッコミが聞こえてきそうだ。
たしかにその通りである。

筆者が勝手に師匠と呼ばせていただいている
サウンドクリエイターのヒャダインさんは、
施設内でのサウナ飯を推奨している。

だからというわけではないが、
今回のサウセンは断然に施設内で
取ることをオススメしたい。

浴室を出てから、10分以内に
ホッピーを頂ける感動。
「中か外か」論争なんて
どうでもよくなる。

ハムエッグをホッピーとともに
いただきました。
ソースをがっつりかけていただく。
このシンプルすぎる組み合わせが
たまらない。

醤油よりソース派です

ほかには生姜焼きや燻製カレーが
個人的に大好きである。

いやぁやっぱりお得すぎる秘密基地だな。
今までいろんな施設を
巡っての原点回帰。
最高でした。
サウナセンター、ありがとう。

ここまでサウナリーマン日記は、
39話まできました。

そしてほんとに「偶然、偶然」なんですが、
今日はほーりーの39歳の誕生日。

こんな偶然で勝手にほっこりしながら、
今日の記事を終えたいと思う。

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