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Only Oneの贅沢空間


京都市内にはさまざまなホテルがあり、ゲストにとって選択肢の多さは楽しみの一つです。


今回訪れたAce Hotel Kyotoは、外国人旅行者で賑わっているだけでなく、
多くのゲストが、それぞれの目的でホテルを利用していることが印象的でした。


他のホテルとの差別化としては、スタッフとの距離が近く、緊張することなくカジュアルなコミュニケーションを取れる点があげられます。

AIによる接客を否定するつもりはありませんが、対人のコミュニケーションのメリットは、
ホスピタリティという観点でも大きいように思っています。


また、スタッフに聞いたホテルステイを満喫するためのお勧めの過ごし方についてですが、
まずはホテルを自分自身で探検し、2階のレストランでは、お酒やアート、音楽で交流を楽しみ、3階のレストランでは、ルーフトップがあることや、食事をゆっくり楽しむことができるという点は見逃せません。


レストランのコンセプトに地産地消というものが一般化しつつあるように思いますが、
Ace Hotel Kyotoでは、カジュアルに利用できることが前面に出ており、利用する者にとっての気遣いを感じます。

リラックスした気分で、食を満喫する。
これほどの贅沢はありません!

客室でも、レコードを聴き、絵画を楽しむなど、五感をくすぐる演出が空間に散りばめられており、それぞれの時を贅沢に過ごすことができます。

このことは、Ace Hotelが京都に立地する理由とも関連するのかもしれません。

京都の特徴であるアートを前面に押し出し、「歴史と文化の街」としての京都の魅力にフォーカスされているのでしょう。

Ace Hotel Kyotoの立地している場所ですが、
宿泊者だけでなく、商業施設である新風館を訪れる人々にも利用しやすい環境となっています。


24時間解放しているラウンジスペースを宿泊者以外でも利用できるということは、開かれたホテルの象徴ともいえます。

ホロニック(セトレ)の他のホテルとの差別化について、「多様性の受容」のための環境づくりも重要な視点。

その点からもAce Hotel Kyotoの取り組みは参考になるはずです。

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