見出し画像

アクアマリンと沢田研二


 写真はアクアマリン『新たな希望の光をもたらす石』のピアス

 アクア=水 マリン=海 「地中海の海の底、美しい海の底が詰め込まれたみたい!」この石を見つけた時、かなり気持ちが上がりった。原石ならではのインクルージョンが泡や岩、本当の海の中のよう。
 蝋燭のシャンデリアの時代、マリーアントワネットにも愛されたこの石は夜になるといっそう美しく輝き『夜の女王』とも呼ばれるとか。「スポットライトを浴びて歌う沢田研二みたいだな」って書くと、ファンのこじつけに聞こえるのだろうか?

  20代の頃BSでやっていた「沢田研二の紅白特集」を録画していて、大切に見ていた。2020年、ビデオデッキは未だにあるが、10年位前にテープはだめに。思い出して、年に一度くらいは見ていたので、「あーもうあれは見られないのか!」とずっと残念な思いを抱えてて、そして、そして、YouTube にあった! 🤭🤭🤭

 お目当ては「勝手にしやがれ」、紅白のは特別だ。いつもとは違う、ひときわ派手な衣装、メイク、歌、フリ、そしてステッキ!初めて見た小学生の頃、なんとなく記憶に残ってはいたけど、あのクオリティをしみじみ理解したのは、やはりBSの特集を見てから。スタイリッシュな映画とか、ロックアーティストのライブとか、時代の先端にいる人たちだけが見るような所でのパフォーマンスではなく、国民の半分以上は見る「紅白」でのあのクオリティというのがまたカッコよくて!

 あの帽子を「しゅっ」と投げる。ステッキをブルンっと振る。歌の間にジュリーがジャケットを脱ぐと露わになった腕がクローズアップで映り、手の甲、腕、素肌に施された様なジュエルがキラキラ光る。そうそう、頬のホクロにもジュエルが!これもカッコ良くて! 子供の頃の年末は「レコ大」と「紅白」。そして紅白の楽しみは「衣装」。紅白のジュリーの私にとってこれは別格だった。

 他の人が歌っても、着ても、絶対に借り物!「ジュリー」だからこそ成立する全て。歌を作った人、諸々企画した人、衣装を作った人たち、関わった人みんなが注ぎ込んだエネルギーを、なんの綻びもなく徹底的に100%以上にするジュリー!かっこいい! ジュリーの背中越しの白組応援団はカッコ良いという価値観で言えば邪魔だけど、そのコントラストがまた面白い。

 子供の頃見たテレビってずっと心に残ってる。いろんな情報をテレビから浴びる様に受けて「好きなもの」を選んでく。あのすごくかっこいい紅白のジュリーは少なからず私に影響を与えてくれた。

 こんな熱量でずっと書いてるのに、私は沢田研二のアルバムもシングルも買ったことはなく、コンサート他劇場にも足を運んだことがない。なんだか申し訳ない気持ちになってきた。

 今年こそ行こう!


この記事が参加している募集

私のイチオシ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?