ジープ買って1年で起こったトラブルまとめ
去年の4月、初めてのマイカーに思い切ってジープラングラー(Jeep Wrangler 2013 JK38S)を選びました。
子供は乗りづらいし、後部座席も狭い2ドアです。それでも軍用車をルーツにもつ角ばったデザインと走破性に惚れて(オフロード行きませんけど)5年落ちの並行輸入車をローンで購入。
初めての愛車にこの曲者を選んで1年。故障が多いと噂のアメ車、ジープに起こったトラブルをまとめました。ちなみに現在の最新モデルは去年発売されたJLラングラーで、自分のは2013年製のJK/Sportタイプ、3.8Lの左ハンドルです。
自動車保険に入れない
自動車保険の申し込みで車種を登録しますよね、あそこで弾かれます。
多くの自動車保険で門前払いされた結果、イー●ザインとS●Iでは受け入れてもらえました。ただ、いわゆる自動車保険には入れるんですが、車両故障や修理にかかる車両保険には入れませんでした。
おそらく先人たちが相当な無理をしてきたんでしょう。いきなりの洗礼です。
結局●ーデザイン損保にネットで申し込むも、完了後「その車は本来は受け付けないんだけど、契約しちゃったから特別に1年限定で契約してあげるね」とメールが来ます。
自動車保険にすら嫌がられる最高のスタートを切ります。
雨漏り
ご存知の通りラングラーはルーフを外してオープンカーにできる構造です。 本場アメリカではドアすらつけない猛者(狂人)もいます。
もちろん買ったからには一度はオープンにしますよね?
ただ5月でも暑いしうるさいし、LAを走るには良いんですが、TOKYOを走っても気持ちよくないです。結局一回しかやってません。
ただその一回が裏目に出ます。
天井の開け閉めはバルブで止めるんですが、閉めが甘く大雨の後にこうなります。。
なんとか紙コップで掻き出して排水しましたが、数日分溜まっていて次のトラブルの原因にもなります。
ちなみにバルブをすべてきつく締め直してもドア付近から水漏れが続いたため、最終的にルーフの隙間をテープ補強しています。
応急処置のつもりでしたが半年たち、ルーフが覗けるトラックドライバーにだけ恥ずかしいところを見られています。
サイドカメラの故障
正規輸入モデルでは助手席側のドアにモニターがつき、死角の映像を映します。
日本の車検に合わせた仕様らしいのですが、アメリカ生まれの並行輸入車にはドアモニターがありません。カメラとモニターを外付けします。
これが先ほどの雨漏りでやられます。買って2ヶ月で映らなくなりあえなく交換となりました。おそらくドアモニタータイプであればこんなに簡単にはお釈迦にならないはずです。
エンジン警告ランプ点灯
買って3ヶ月、夏の長野旅行中に起こりました。
旅行先でのエンジン警告灯点灯は本当に心臓に悪い。ポーンポーンという音と共に警告灯が光って路肩に止めます。これが光ったところを生まれて初めて見ました。
落ち着いてググってみると「ラングラーではよくあること」らしく、近くのジープ松本店に電話、なんとかたどり着いて点検してもらいました。
排気ガスセンサーが異常を検知しただけだそうで、走行には問題ないとの診断がでます。センサーは初期値に戻してもらい、旅は続行。
帰りの中央道は走行車線キープです。
帰って来てからフィルターセンサーなどを交換してもらい約8万円の出費。ちなみに燃費は6km/Lです。
バッテリーが上がる
ネタが尽きないんですが、走行中に急に電源が落ちました。
メーター系がいきなりダウンして慌てたのもつかの間、1秒くらいで復旧し事なきをえました。嘘みたいなほんとの話です。
原因は定かではありませんが、おそらくドラレコの電源をシガーソケットから取っていたのですが、どうやらアメ車は基本的にエンジンを切ってもシガーソケットからは通電を続ける仕様だそう。
停車中にソケットにつなぎ続けたのと、エアコン全開で走行したことで電気系統が落ちたようです。
対策としては駐車時にはシガーソケットを使わないか、エンジン停止して通電が止まるか事前に確認しておくことです。
そろそろお気づきだと思いますがこの販売店は事前説明が足らなすぎる。
リレーの故障
これは8ヶ月目くらいですね、右半分の前後ウィンカー(ハザードとしても)が点かなくなりました。
さすがに走行できないので販売店に電話すると「リレーの接触不良の恐れがある」と言われます。
リレーとは電気を制御する装置で、ボンネットを開けると奥の方についているこれです。
「よくあることなので、ちょっとデコピンしてみてください」
「まじすか」
半信半疑でデコピンすること数回。
ランプが点きました。
昭 和 の 家 電 か ?
一応ビニールテープで補強しますが、しばらくするとまた症状が出たためリレーも交換してもらいます。
もしリレーが調子悪くてもデコピン→ビニテで接触をキープすれば多少は延命できますが、こんなノウハウが活かされないことを祈ります。
ホイールのセンサーを捨てる
ついでに言うとタイヤの溝も減っていたので、イ●ローハットでホイールとタイヤも変えたんです。
上の黒いホイールに変えました。
じつは純正のホイールには空気圧センサーが付いており、それがホイール交換したことで外れ、店の人には「パンク警告灯が点いちゃうけど、気にしないですよね?」と言われます。
そんなもんかと思って帰りました。
ただやっぱりパンク警告灯が点き続けるのは、精神的にもセンサーの意味的にもよろしくないのでセンサーを後付けします。
センサー1つで1.5万しましたが、タイヤは4つあります。
純正ホイールから買い換えるときはセンサーも載せ替えてもらいましょう。
最後に
というわけで5年落ちのジープを買って1年でいろいろありました。
ここには書けないこともありますが、それは車と言うより自分の過失です。
こいつの唯一良いところはカッコ良いところです。
初めて買うときは正規ディーラーでお買い求めいただくか、自分で車をいじる自信がある人が良さそうです。
自分もそろそろこれで我慢するかもしれません。
2020年1月の追記
2019年5月に書いたこの記事が、多くの方に読まれて嬉しく思います。
昨年の10月にまたエンジンランプが点きました。V型エンジンなので、排気センサーのもう片方かと思いましたが、、
ガソリンタンク接続部の亀裂でした
シリコンで埋めて応急処置してもらいましたが、その亀裂から空気が入りエンジン内の圧力変化をセンサーが読み取った模様です。ガソリンタンクの取り寄せ及び交換でおよそ15万円とのこと。
車を持つのは大変なことですね。。。
それでは!
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