2019年の渋谷区議選はどうだったのか
これを書いているのは2019年4月22日、渋谷区議会選挙の翌日です。
渋谷区長選挙は現職の長谷部健氏が大差での再選となりました。
そして区議会議員選挙の結果も公開されています。
前回の2015年選挙の記事に引き続き、2019年の渋谷区議会議員選挙結果を簡単に振り返ってみます。
まず得票数順の一覧です。
2019年渋谷区議会議員選挙結果(得票数順)
最高得票数は3,340票、当選最低得票数は1,118票でした。薄赤い背景になっているのは前回よりも得票数を増やした候補者です。
当選最低得票数は前回の1,201票からさらに下がりましたが、候補者数が50→55人に増加したことも一つの要因に思えます。
結果として議員定数34名中 初当選が9名となり、4分の1が入れ替わる結果となりました。
現職(元職)から落選したのは5名。不出馬は4名で、うち1名は任期中にお亡くなりになられていたそうです、お悔やみ申し上げます。
個別に見ると前回1位の岡田マリ氏を抑えて、得票数1位は新人の中田たかし氏。衆議院議員 長妻昭氏の秘書を経て出馬し29歳の若さで1位当選です。
前回4位だった自民党ふじいたかお氏は1200以上も票を落とし35位で落選。
前回17位で日本共産党から出馬していた秋元ひでゆき氏は無所属で立候補するも、1400以上票を落とし54位で落選です。(すごい下がるな...)
党派別に見ていきます。
党派別結果
日本共産党が議席を6→4に落とす。(総得票数でも2600票減)
自由民主党も議席を10→9に落とす。(総得票数でも2300票減)
無所属の議員は3名増加。
全体の票数のうち死票となったのは11,555票でおよそ16.1%。
考察
候補者数が前回より増えたことで、候補者1人あたりの獲得票数は下がる傾向にありました。有効投票数 を 立候補者数 で割ると 2015年選挙ではおよそ1,411票ですが、今回は1,302票が単純に見込まれる平均獲得票数になります。
それでも票数を大きく伸ばしている議員の方々は4年間の任期中に成果を伝え、地道に支持を増やしていかれたのだろうと思います。
また元アイドルやNHKと戦う姿勢を見せる政党など、話題になる新人候補者が多い選挙となりました。
一方で投票率は上がらず、4年前の選挙からさらに1.4%下がる結果になりました。
個人的な意見としてはネット投票など、投票に行くコストを下げる工夫が必要なのではと感じます。記名された投票用紙を郵送できるのであれば、個別URLの発行配布くらいはできて欲しいものです。
いずれネット選挙についても調べてみたいと思います。
それでは
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