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クライアントワーク一筋のデザイナーがスタートアップに転職した話

2023年末で株式会社グッドパッチを離れ、1月から株式会社ナレッジワークで働き始めました、大堀です。前職ではデザイナーのマネジメントが主な業務でしたが、今回の肩書きはプロダクトデザイナーです。

クライアントワークが長かったため、自社事業のデザイナーとして働くのはおよそ12年ぶり。転職の経緯から実際に働いて得た印象などをつらつら書いていこうと思います。


転職のきっかけ

おかげさまでこれまで様々なデジタルプロダクトの立ち上げやリニューアルに携わってきました。転職にあたりはじめて職務経歴書なるものを用意したのですが、相当省いて箇条書きにしても9枚になりました。

やはりサービスデザインは自分にとっては天職で、ユーザー視点を取り入れたプロダクト開発手法を実践する場は刺激的で学び多く、非常に楽しい環境でした。

腸内細菌叢検査、調査報道メディア、資産形成診断、保険診療、企業マッチング、数えればキリがないほど幅広い事業に触れることができた12年間でした。仕事のイメージはこちらのnoteにも書いています。

ただクライアントワークは期間が限定的で、事業理解が深まったタイミングで離れることになったり、そもそも自分の稼動時間に対して報酬をいただく形式が多く、好き勝手に時間を使うことができませんでした。

いつか事業会社でものづくりに没頭したいけど、飽き性の自分にはさまざまな事業に触れられるクライアントワークが合っているな。そう考えて転職はあまり考えていませんでした。

すごくわがままなんですが、転職の条件で考えていたのは

  • 自社プロダクトを作れる(立ち上げフェーズだと最高)

  • 複数プロダクトに関われる(単一事業を何年もは気持ちが続かなそう)

  • 上場を目指すスタートアップ(急成長する環境を体験したい)

  • メンバーのレベルが高い(自分も成長角度をあげたい)

  • 待遇に納得できる(スタートアップなのに)

という感じで、そもそもそんな企業あるかい!という感じだったため、真剣に探してもいませんでした。そんなとき、一緒に仕事をしていた友人に教えてもらったのがナレッジワークという会社でした。

ナレッジワークは「できる喜びが巡る日々を届ける」をミッションに掲げる2020年創業のスタートアップです。2023年にシリーズBで45億円の資金調達を発表し、3年で10個のプロダクトを作ると公言しています。

話を聞いていくうちに、社長の麻野をはじめ、プロダクトづくりのメンバーのレベルの高さを感じました。また、とんでもない営業力でプロダクト公開からわずか2年ほどで大企業への導入を矢継ぎ早に発表している点もワクワクしました。

ここならと思い手を上げてアプライし、10月ごろに内定をいただきました。比較のために転職エージェントの話も聞いたのですが、こんな条件に合致する企業はなく、他の企業にはアプライもしていません。転職のテクニックとしては下手くそなんでしょうが、謎の漢気で一途に転職しました。

転職後のマインドセット

早いもので2024年1月に入社して5ヶ月が経ちました。当初やりたかった、プロダクトの立ち上げや複数プロダクトへの参画も担えるようになってきました。転職当初はやりたいことができないかもと不安になることもありましたが、タイミングよくこの言葉に出会って考えを改めます。

いい人はポジションを自分自身で作って、勝手に活躍する

メルカリ小泉さんからのエグい学び

待っていてもやりたい仕事ができるとは限らない。自分の得意なこと、やりたいことを発信して動くことを意識するようになりました。そのおかげもあってか、プロダクトの立ち上げをしつつ、他のプロジェクトにも首を突っ込み、プロダクトの将来像を描く仕事など任せてもらえるようになってきました。

  • Slackの社長Timesチャンネルに提案プレゼンを全体メンションで送る

  • 企画系会議はできるだけ参加してキャッチアップと議論に加わる

  • 「忙しい」は口にしない/新しいことに取り掛かれるキャパを持つ

ちょっとめんどくさいやつだと思われている自覚はあります。ただ会社の成長のために必要だと思うことはなんでもやりますし「恥ずかしいからやめておこう」は一番の機会損失だと20代で学んだので、怒られない限りはこの姿勢で仕事に取り組む所存です。

最後に

事業としては営業支援/セールスイネーブルメントという制作側の人間からは遠いドメインです。ただ中から見ると顧客からの感謝の声が絶えず、顧客にとって必要なプロダクトであり続ける確信があります。

「できる喜びが巡る日々を届ける」というミッションは今でこそセールスイネーブルメントに向いていますが、今後「イネーブルメント」の対象も広がっていく構想があります。

一緒に面白いプロダクトを作ってみたい、広げていきたい、という方がいたらこちらの募集職種のリンクを眺めてみてください。プロダクトデザイナーも絶賛募集中です。

今日も仕事を楽しんでこようと思います。

それでは。

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