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ハーブと日本茶をもっと楽しむ!ブレンド&ペアリングのヒント

ハーブと日本茶は正反対の個性を持っていますが、その個性を調和させてブレンドすることで、無限の可能性が広がります。

そんな、ハーブと日本茶をブレンドした「ハーブ緑茶」のブレンド方法のヒントをお伝えします。

より詳しく学びたい方は、ハーブ緑茶ブレンド講座をはじめ、さまざまなお茶に関する講座をご用意しています。

私が提案する「ハーブ緑茶」の楽しみ方

単純にハーブと緑茶をブレンドするだけでも、ハーブ緑茶を作ることはできますが(実際、いろんなブレンドで販売しているメーカーさんも増えてきました。)私は、きちんと目的に合わせてハーブ緑茶をブレンドしたり、食事や自分の体、心にペアリングさせる方法を提案しています。

ハーブ緑茶について詳しくは以下のリンクをご覧ください。

おうちでもできる!ハーブ緑茶ブレンド

ハーブと日本茶をブレンドする際、どのようにそれぞれの素材を選ぶかがポイントです。

ベースとなる日本茶の選び方

特に日本茶は、産地、品種、製法、摘採時期、お店ごとのブレンドなどが入り混じって販売されているため、基準を設定するのに迷ってしまいます。

まずは、製法別の日本茶を知ることからスタートすると、その後の産地別、品種別などの区分けがわかりやすくなります。ベースとなる日本茶は、製法別で選んでみましょう。
製法別の日本茶の選び方は、以下の記事を参考にしてみてください。

ハーブの選び方

ハーブとは「薬効成分を含んだ人々の暮らしに役立つ香りのある植物の総称」であり、ハーブティーとして用いられるのは、草や花の部分が多いです。

ハーブは、一般的に料理の香り付けや保存料、薬、香料、防虫などに利用されたり、香りに鎮静・興奮などの作用がある有用植物で、緑の葉を持つ草、茎のやわらかい植物などを指すことが多い。同様の有用植物であっても、種子、実、根、樹皮などは香辛料と呼ばれることが多い。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

世界には数えきれないほどのハーブがありますが、その中でも、
・ハーブティーとして日本人の味覚に馴染みやすいもの
・日本で入手しやすいもの

を基準に、私は以下のハーブをおすすめします。

メインとなるハーブ

・ジャーマンカモミール
・レモングラス

アクセントとなるハーブ

・ジンジャー
・ダンデライオンルート
・ハイビスカス
・ミント

・ラベンダー
・ローズヒップ

メインにもアクセントにも使えるハーブ

・ローズ
・ローズマリー


※太字のものは、食事にも合わせやすいハーブです。

日本茶とハーブのブレンド比率

私が講座でお伝えしている「ハーブ緑茶ブレンド方程式」は以下の通りです。

日本茶をベースとして、ハーブを2~3種類(場合によってはスパイス)をブレンドします。

講座では、詳しいブレンド比率をお伝えしています。)

日本茶とハーブの相性

ベースとなる日本茶を選んだら、それぞれの相性によって組み合わせていきます。ここでは、その一例をご紹介します。

ベースとなる日本茶の焙煎度合いによっても相性は変わってくるので、あくまで以下の組み合わせは、こちらの日本茶をベースとした場合のおすすめの組み合わせです。

玉露
レモングラス、ローズマリー

深蒸し茶
ジャーマンカモミール、ジンジャー、ダンデライオンルート、ハイビスカス、ミント、ラベンダー、レモングラス、ローズ、ローズヒップ、ローズマリー

浅蒸し茶

ジャーマンカモミール、ジンジャー、ダンデライオンルート、ミント、ラベンダー、レモングラス、ローズ、ローズヒップ、ローズマリー

棒茶
ジャーマンカモミール・ジンジャー、ラベンダー、レモングラス、ローズ、ローズマリー

番茶
ジャーマンカモミール、ジンジャー、ラベンダー、レモングラス・ローズ、ローズヒップ

ほうじ茶
ジャーマンカモミール、ジンジャー、ダンデライオンルート、ミント、ローズ、ローズマリー

玄米茶
ジャーマンカモミール、ジンジャー、ダンデライオンルート、ミント、レモングラス、ローズ、ローズヒップ、ローズマリー

基本的に、ベースとなる日本茶とメインとなるハーブは、同じ系統の味や香りの種類のものからブレンドすると、失敗が少ないです。
(例:爽やかな浅蒸し茶や番茶にはすっきり感のあるレモングラスやミントが、香ばしい玄米茶やほうじ茶には、同じく香ばしいダンデライオンルートやジンジャーが相性が良いです。)

ハーブ緑茶ブレンドの目的を設定しよう

ブレンドする目的をあらかじめ設定しておくと、日本茶やハーブを選びやすく、ブレンドもしやすくなります。

どんなもの、状況にペアリング(調和)させるか目的を設定しましょう。

目的設定として、5つのティーペアリング例をご紹介します。
①フードペアリング
②ヘルスペアリング
③フルネスペアリング
④ビューティーペアリング
⑤クリエイティブペアリング

①フードペアリングとは

フードペアリングとは、ハーブ緑茶×食べ物のペアリングで、新しい味わいや味わいの変化を楽しむものです。

②ヘルスペアリングとは

ヘルスペアリングとは、自分や相手の体調や気分に合わせて、ベースとなる日本茶やハーブを選んでペアリングしたり、飲み方やアレンジもペアリングさせていくことです。

ヘルスペアリングを行う時には、ペアリング日本茶やハーブの効能だけに捉われず、自分や相手がどう感じるのか、何を欲しているのか、その時々の心と体の声に耳を傾けることが大切。そうすることによって、自分や相手の心と体の健康につなげることができます。

③フルネスペアリングとは

フルネスペアリングとは、自分の心と体に向き合いながらハーブ緑茶をペアリングさせ、それをゆったり味わうことでマインドフルネスを行うことです。心の中にある負の感情や過去の出来事も少しずつ受け入れながら浄化を意識していくことで、身の回りの人や物事を受け入れる気持ちがひろがっていきます。

ブレンドする自分や相手、日本茶やハーブの歴史、効能、精神性を知り、味わうことで心のデトックスにつなげます。

④ビューティーペアリングとは

ビューティーペアリングとは、味覚を磨き、上質な水分補給を意識してハーブ緑茶ペアリングに取り組むことで、健康的なダイエットや美肌などを目指すことです。

味覚が磨かれることで自分の身体に不要なものの摂取が減り、細胞や腸内環境、免疫力、ホルモン分泌の改善により、インナービューティーとアウタービューティーにつなげます。

⑤クリエイティブペアリングとは

クリエイティブペアリングとは、ポテンシャルリサーチ(ペアリングさせる対象のポテンシャルを探ること)によって、あらゆるモノ、コトとハーブ緑茶をペアリングさせることです。

ペアリングの対象となるものを深堀りすることで、新たな可能性に気づき、それを広げ、新しい価値の創造につなげます。

ハーブ緑茶に関する講座

ハーブと日本茶のブレンド講座や、ハーブ緑茶で心と体の健康を目指す講座を開設しています。

ご興味ある方は、以下のリンクからどうぞ。



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