スペインなのにアフリカ大陸??

スペインからHola!今日もお疲れさまです。スペインは朝から綺麗な青い空に太陽が眩しい〜。4月ですが、すっかりビーチ日和です。

一体どこにあるの?

本日は、今住んでいる街の紹介です。私達家族は、現在スペインのセウタというとこに住んでいます。セウタと聞いて、何処にあるかすぐに想像ができますか? 恐らく多くの方はスペインと聞いたら、マドリードやバルセロナ、バスク地方、バレンシアなどが最初に思い浮かぶと思います。正直私は初めて聞いた時、どこか分からなかったし、まさかスペインの街の名前とは思いませんでした。そしてGoogle検索して、更にびっくり!拡大しないと見えないくらい、小さい!!よくよく見てみると、スペイン本土から少し離れて、アフリカた大陸にあるモロッコの先に、ちょこんと、申し訳無さそうについているんです。

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(ウィキべディア引用)

そう、ここセウタは地中海に面したスペインの飛び地、アフリカ大陸にあるスペイン領なのです。ぜひGoogle検索してみてください❤️

交通手段

国自体はスペインなのですが、上の地図を見てお分かりのように、お隣の国はモロッコ、そして隣接しています。車でモロッコとの国境を渡ることができます。(現在はコロナの影響で封鎖されています。)逆にスペイン本土に行く手段としては、フェリーかヘリコプターのみです。フェリーの場合はアルヘシラス(Algeciras)という港町からスピードの速いフェリーで1時間、ゆっくりの方で1時間半くらいで、大体40〜50ユーロくらい。個人的には船酔いするので、ゆっくりの方が好きです。そして、ヘリコプターだと10分ほどで、アルヘシラスまで行けますが、往復で約120ユーロ位です。またマラガまでも30分ほどで行けますが、往復で約300ユーロくらい😅 意外とお高いですよね。でもマラガの空港から出ているので、利便性は抜群です。というワケで、国内移動より、外国のモロッコに行く断然近くて、お得なのです。

公用語

公用語は一応スペイン語ですが、人口の40~50%がモロッコ出身の方なので、街で頻繁にアラビア語を耳にします。スペイン語も、南部のスペイン語とアラビア語が混ざったような、セウタ独特の鈍りがあります。マドリードやバルセロナのスペイン語に慣れていると、かなり聞き取りづらいすが、街では普通にスペイン語が通じます。引っ越してきた当初は、夫の言ってることは分かるのに、街の人の言ってることが全然分からない!!と大したスペイン語のレベルではないくせに、かなり凹みました。ある日、バルセロナの病院から電話がかかってきて、看護師さんの話す内容が全て聞き取れ、自信を取り戻しました(笑)

どんな街?

主なスペインな宗教はキリスト教なので、もちろん教会が多いですが、ここセウタは人口の約半分がモロッコ出身者なので、かなりイスラム教徒が多いです。まだ訪れたことはないですが、イスラム教の礼拝堂のメスキータもあります。また少数派ですが、ヒンドゥー教徒とユダヤ教徒もおり、ユダヤ教の会堂シナゴーグもあります。4つの異なる文化が特に争うこともなく、うまくミックスされている面白い街です。スーパーにハラール肉コーナーがあったりとスペイン本土では中々見れない光景です。

因みにアジア人はとっても少なく、ヨーロッパではよく見かける、中華系スーパーすら存在しません(涙)私の知ってる限りでは純日本人は私を入れて2人のみ、貴重な存在です!!(笑)

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晴れた日はスペイン本土やモロッコが綺麗に見れます。でもこんなにモロッコが近いのに、やっぱりスペイン。街の至る所には国旗が掲げられています。

日本や他の国からわざわざ、セウタだけのために来るというメリットがあるかは少々ギモンですが、モロッコに行くついでに寄ってみるというのも面白いかもしれません。大都会にいたら味わえないゆったりとした気持ちが味えると思うので、コロナが落ち着いたら、ぜひ足を運んでみて下さい❤️ きっと新しい発見があるはずです。

最後まで読んで下さってありがとうございました。良い週末をお過ごしください。またね、アディオ〜ス!!

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