マッサージのコツ
こんにちは
Holistic Garden 代表の川添謡です。
今日はご自身でできるマッサージのコツをお伝えします。
*マッサージやつぼ押しで新型コロナウイルス感染症を予防できるわけではありません。あくまで自宅待機や軽症の方々が、狭い室内にとどまっている際にセルフケアとして行うことができる方法のご紹介です。
まず第一に
①辛い症状の出ているところに手を当てる
これはわたしはとっても大切な事だと思っています。
日本には”手当て”という言葉があります。
転んだ時、ぶつけた時、お腹が痛い時など
真っ先にそこに手を触れる、さする、ギュッと押さえる。
「痛いの痛いの飛んでいけ〜!」です。
これはゲートコントロール説と言い、科学的に証明されているものなのです。
患部に触れることにより痛みが和らぐとともに安心感も味わえます。
皮膚感覚が心に及ぼす影響はとても大きいのです。
そして皮膚をなでることによって
1/fゆらぎの特徴をもつ振動が発生します。
それが快の気分=「気持ちいい」になるのです。
*(1/fゆらぎとは、例えば人の心拍の間隔、ろうそくの炎の揺れ方、電車の揺れ、小川のせせらぐ音、目の動き方、木漏れ日、蛍の光り方などのことです。
1/fゆらぎは 快適性と関係があることが判明しています。)
②弱い力で触れる
掌で優しく触れる、撫でる、さする
指先で触れる
掌や拳で軽く叩くなど
色々な方法があります。
弱い力で触れることで副交感神経が優位になります。
つまりリラックスすると言う事です。
身体や心に痛みがある時は
その刺激がストレスとなり交感神経が優位な状態になります。
副交感神経を優位にすることで痛みの緩和に繋がります。
③ゆっくりした速度で触れる
1秒で5cm進むくらいのゆっくりとした速度で触れます。
ゆっくりした速度で触れる事によって
温度や痛みを感じる繊維(C触覚線維)が刺激されます。
この感覚が自律神経に作用し副交感神経を優位にします。
④強い痛みがある時の触れ方
(あまりオススメはしません。その場しのぎの対策です)
広汎性侵害抑制調節(DNIC)と言う痛みを痛みで抑える鎮痛方法があります。
身体のどこかに強い刺激を加えると、患部の痛みを和らげることができます。
加えた痛み刺激が強いほど、患部の痛みを抑えられますが
これは一時的に痛みを回避することができるだけの応急処置的対策です。
強い痛み刺激を加えている間は患部の痛みが和らぎますが
刺激を加えるのをやめると患部の痛みも戻って来てしまいます。
方法としては
指先に力を入れてぎゅっと押す
ツボ押し棒を使う
ゴルフボール、テニスボール、ソフトボールを使うなど。
刺激が強過ぎると患部の筋肉が傷つき
揉み返しが来たり、筋肉痛のような症状が起きたりすることがあります。
適度な強さで行いましょう。
①から③の方法で触れることによって
オキシトシンという生理物質(ホルモン)が脳内で分泌され癒しをもたらします。
”触れる”こと、マッサージをすることで
人は最大の癒しを得ることができ
快の感情が最大に高まると考えられています。
セルフケアのマッサージは、自分で自分を癒すことができる方法です。
誰かに触れてもらうのもとっても良いのですが
濃厚接触になってしまうため今は避けて
自分で自分に触れましょう。
①②③は2018年8月4日に開催された癒しフェアin TOKYOにて行われた
博士(人間科学)、臨床発達心理士である山口創先生の
講演の内容やご著書を参考にさせていただいております。
山口先生ありがとうございます。
鍼灸マッサージsalon Holistic Gardenを運営する川添謡によるホリスティックな暮らし方のご紹介です。 一緒にホリスティックな毎日、満喫しましょう♪