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切迫早流産☆安静入院中の糖負荷検査

こんにちは(^^)/

今日は妊娠糖尿病のあるあるネタですよ~。

切迫になって入院。。。
この事実、ニンプ本人にとっては大変な事件ですね。

そのタイミングによっては、もっと大事件となります。
というのは、
おそらく妊婦健診で受けた内診の結果「子宮頚管が短いので入院して点滴治療を受けて安静にしてもらいます」みたいな流れで入院になるのではないかと思います。
(お腹が痛い、張りが強いから受診したってニンプのケースももちろんあるでしょう)

問題はその入院期間中に受ける妊婦健診の週数によっては、糖負荷検査があるということです。

日本産婦人科学会発行の診療ガイドライン産科編によれば、中期の妊娠糖尿病のスクリーニングは50gGCTが一押しです。
ここで随時血糖検査に逃げている病院なら、まだいいのですが
張り止めのリトドリン、ウテメリンなどを5%ブドウ糖液で薄めて持続注射している安静入院中…この糖負荷検査をやってしまうと、だいたいエライ数値が出てきてしまうのです。


ブドウ糖液が悪い???
それもなくは無いのですが、当院でいろいろと試した結果そればかりではないことがわかりました。

リトドリン、ウテメリン!
ここなのです。
詳細はコチラをお読みくださいね。
→ https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00061151

何度も書いてある高血糖や糖尿病の文字。
血糖値が上がりやすいっていう副作用があるのです。


で、本日は切迫安静入院中に妊娠糖尿病と診断された方へメッセージです。

ここまでを読むと、
じゃ~~~わたしの妊娠糖尿病の診断は、薬剤副作用のせいじゃないのかい?
わたしは本当は妊娠糖尿病じゃないのでは?

って思ってしまいますよね?

が~しかし!
あなたと同様の条件でこの検査を受けても妊娠糖尿病と診断されない人もいるのです!

そしてもうひとつ。
あなたの入院している病院の給食によっては、糖負荷検査と時と同様に血糖値が上昇しまくっている可能性があるのです。

例えば
・朝食にリンゴジュースが出てくる
・朝食にパンが2つと牛乳がある
・米飯は200gの盛りだ……

他にもあるかもしれませんが、あんまり書くと悪口になりそうなのでやめときます。
そうならば、やはり高血糖が起きている事実はあるので治療した方がいいのだと思います。


実際
高度肥満だった女性が体重管理にがんばってました。20週までほぼ横ばいの体重推移です。中期の早めに里帰りされ、里帰り先で入院されたところ、2か月で10kg太りさらに妊娠糖尿病と診断されました。
「このままではわたしは死ぬ」と思ったそうで、当院に戻ってきました。
そこから彼女はすごかった。。。

食事療法を元通り頑張り、体重も減り…
結果 高度肥満の上、体重増加過多さらに妊娠糖尿病でも
安産でした★

これには、本人のめざましいまでのやる気良くなりたいという気持ちが働いた結果だということは言うまでもありません!
が、高度肥満(BMI35以上)のニンプを短期間で10kg太らせちゃう力がある病院食だったわけです。
(太るメカニズムは、カロリー過多よりも糖質過多。インスリン分泌過剰が原因です。今日は長くなるのでやめときます)


 ☆まとめ☆

・切迫入院で張り止め点滴中の糖負荷検査は、妊娠糖尿病と診断されやすい可能性がある。

・病院食の献立によっては、その高血糖は日常的に起こっている可能性がある。

・同じ条件でも血糖値上昇しにくい人も存在する。



わたしのセッションを受けてみたい方は、現在 妊娠糖尿病に限りオンラインでお受けいたします。
ご連絡は →https://lin.ee/2QCTtPC こちらから。



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