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先が読めない世の中でレジリエンスを育むには【byコーチングサミット】

先日、world wideのオンラインサミットがオープンしました。
The Coaching Summit 2020
https://courses.coachesrising.com/course/the-coaching-summit-2020/
コーチング・対話を探究している身として、もちろんチェック。
全て英語なので、勝手に学んだことをnoteで発信しようと思い
本日1本目。

正確に会話を日本語に起こすとか、話を網羅する、というよりは
話者が強調していたポイントを最大3つに絞ってお伝えします。

先が読めない世の中でレジリエンスを育むには

今回のテーマはこれ。
レジリエンスは、回復力とか弾力性とか言われますが、
要は、環境変化や予期しないことが起こる世界で、
しなやかに適応していくには。というテーマです。

レジリエンスを発揮することに加え、
どのようにinside our window of toleranceであれるか、の問も。
Window of tolerance(直訳だと、寛容の窓)とは、
いわゆる「ゾーン」状態のことを指すようです。
感知したことをあるがまま情報をとして受け取り、それらの情報を効果的に機能させ、おだやかな心で意思決定できる。
そんな状態。

こんなテーマで、
コーチのDavid Treleavenと、
ジョージタウン大学教授のElizabeth Stanleyがお話されました。

この状況下で、意識しておきたいこと

コロナ、気候変動、経済変化など、世界はめまぐるしく変化。
そんな、準備していなかった大きな変化を通して、
これまで変えるのは難しいと思われていたことが普通になったりと
根本的に大きく変化していくタイミングに来ている。

「根本的な」変化というところがポイント。

周囲の変化に対して、納得できないことが合った時。
「変えよう」「解決しよう」
と、1つ1つの事象に対して「反応的」に向き合おうとする。
そうした変化の積み重ねも大事だが、
その奥にある構造的な特徴をしっかり見据えて、
背景にある習慣や当たり前を見直して、
大きな変化を検討していく。そういうことが求められている。

そうした大きな変化は、ゆっくり生まれるもの。
だからこそ、じっくりとした変化にも寛容になれることが必要。

脳とうまく付き合い、自分の状態を整える

変化を寛容に受け入れられるようになるには、
脳を理解する必要がある。

脳には大きく2つある。
Thinking brain…思考、判断、問題解決をする時に使う脳
Survival brain…古い脳で、生命維持のため身体の内外の変化に敏感

このsurvival brainは、「安全だ」と感じない時に焦って働く。
生き伸びるため、身体変化や周囲の刺激を観察していく。
こうして忙しく働くとthinking brainのキャパシティは小さくなる

このようなパニック状態にあるとき、
脳はゆっくりじっくり変化しようとする余裕はなくなる。

だからこそ、1つ1つの刺激に反応してしまう脳の状態に気づき
脳からのメッセージを丁寧に受け取っていくことが必要。

Inside our window of toleranceに戻るためにできること

では、反応的にならないようにするには、どうすればいいのか。

ポイントは、自分の状態に気づくこと。

survival brainは、生きるために私たちにメッセージを送る。
だから、そのメッセージを受け取ってあげることで役目を終える。
例えば、身体に意識を向けると、
呼吸が浅く、心臓がどきどきし、筋肉が緊張している状態に気づく
これは「安全ではない!」というメッセージ。
でも、このメッセージを受け取り、
呼吸をしている、心臓が動いている、筋肉が緩もうとしている
そういう感覚がここにあるんだ。と認められれば、
脳は「安全」を感じる。

こうして、
とにかく感覚を感じ、気づき受け取ること。
を繰り返していくと、世の中の大きな変化の中でも穏やかでいれ、
落ち着いて意思決定ができるようになる。

――――

かなりポイントに絞り、私の解釈や編集を加えた形ですが
脳の仕組みを理解して、脳に振り回されず脳を利用し、
自分らしい意思決定ができたらいいなと思います^^

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