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2021年。今後飛躍する関東新世代オルタナティブ・ロックバンドたち。この7組がすごい。


最近、20代の若い世代によるかっこいいエモ、オルタナティブ・ロックバンドが東京に続々と現れています。
90年代や00年代の国内外のエモ、オルタナバンドから多大な影響を受けて、その音楽性をしっかりと受け継ぎつつ、自分たちの世代の音を模索して鳴らす。そんな情熱を感じる新世代バンド達。

これだけシーンに良いバンドが同時に存在していたら、きっと近い将来にもっと大きな潮流となるのでは!そんなワクワクを感じています。

今回はそんな注目バンドを7組紹介します。




aoni

まず紹介するのは、aoniという東京の4人組です。
2016年の春に結成。

バカでかいギターと、歪んだベース。
迫力のサウンドは90'sエモ、オルタナの持つ緊迫感をばっちり受け継いでいる。
このバンドはそれでいて、歌が突き抜けてキャッチーなのがすごいんですよね!
どの曲も必殺のサビとでもいうべき、破壊力のある歌メロを持っています。

サウンドにはアンダーグラウンドな空気感がありつつも、オーバーグラウンドなロック好きにも聞かれる可能性を十分に持ったバンドだと思います!

ちなみにLOSTAGE、toldに多大な影響を受けたとか!



せだい

このバンド せだい も東京の4人組で、もっと知られて欲しいバンドです!

その音楽性と、魅力的な歌が武器だという点はさっきのaoniにも通じるのですが、
せだいには日本の風景やセピア色が似合うような独特の雰囲気があります。メロディーセンスも、「せだいっぽい」っていうのをちゃんと確立してる感じ!
どの作品でも必殺の哀愁美メロを聴かせてくれる。
レジェンドで言うとEastern youthとかナンバーガールのような、和の雰囲気を持ったバンドの系譜でしょうか。

叫び混じりのしゃがれ声も特徴的。MVの演奏シーンも非常に迫力があってライブが見たい!





SigarDown

SigarDownは2018年7月結成。サポートを含めた4人組です。2021年3月にデモをリリースしたばかり。

ザラザラとした轟音のヒステリックな音質、緩急をつけたドラマチックな展開はエモ、ポストハードコアの影響を強く感じさせる。
でもこのバンドはなによりも、熱量の高い高音しゃがれ声の歌声に非常にカリスマ性があります!

「心臓を放り出して」がキラーチューン。中盤から後半にかけて続くシンガロングが最高です。
この曲で一点突破して名を挙げそうなほどのパワーを感じる名曲だと思います。
声質のカリスマ性、キャッチーな歌とシンガロングなど、王道の魅力を感じるバンドだと思いました。




Träumerei

このバンドもめちゃくちゃ良いです。
Träumerei(トロイメライ)は2019年に大学で結成されたという22歳(若い!)。
国内emo( saidとか!)に影響を受けたという。
emoの持つ焦燥感やドラマ性もばっちり受け継いでいるし、何より歌声が完成されています。スケールの大きさを感じさせる歌声。
例え、弾き語りでも聞き入ってしまいそうです。

「流れる白線」がおすすめです。新生活の始まりの、不安とか寂しさを情景で感じさせる歌詞もすごく良い。YouTubeの備考欄でぜひ読んでみてください!



とがる

東京のソロ・プロジェクト とがる も最近出たアルバムがかっこよくて注目すべき存在です!

海外メディアで「エモ・シューゲイズ」とか「ヘヴィ・シューゲイズ」と形容されるような音像を連想させる。
ハイブリッドな轟音サウンドと日本語のアンセミックな歌を持つニューカマー!
「散瞳不良」のイントロとかめちゃくちゃemoです。
それでいて90's 00's の国内ギターロックの系譜に連なる感じもあって、
Title FightとART-SHOOL、そのどちらの感覚も持ちながら鳴らされているような絶妙な感じがします。

ANORAK!とくだらない1日(この二組も注目すべきバンドですね) のスプリット作品をリリースしたレーベルungulatesからのリリースというのも、ボーダーレスな感覚をより強く感じさせてくれる。素晴らしいと思います。





overused

2020年結成の4人組。
あまりそれ以外の情報が無いのですが、最初に聞いた「絶交」という曲にぶっとびました。
冒頭のとげとげしい硬質ギターの音の生々しさ。ノイジーにずっと弾きまくる。
それでいて歌メロはポップで美メロという。。
「絶交」は僕はキウイロールやCOWPERSを連想したんですが、他の曲を聴くと必ずしもそういうタイプのバンドではないと思います。

配信で二作品リリースされていますが、終始弾きまくる硬質ギターが強烈な「antinormalizedspringvacation」が特におすすめ。
鳴り続ける硬質ギターとポップな歌が、これは共存しているのか、していないのか。。なんとも不思議なバランス。でもこれが、すごく癖になります。
「antinormalizedspringvacation」もっと知られるべき名作だと思います!




すなお

すなお は2020年11月結成です。
ソロ活動やNOWEATHER(現在は休止)の活動でも知られ、シーンを問わず活躍する大畑カズキと、高橋雄也の2人組。
そのバンド名の通り、圧倒的なパワーを持った歌声を「素直」に主役として聞かせるオルタナ・ギターロック!

歌声に一聴して分かるようなパワーがあります。多彩な表現力に驚く!
山下達郎やスピッツに影響受けたと言うが、それはあまり反映されてないような、独特のメロディーセンスです。
だけど分かりにくいとかは無くて、素直にスッと入ってくる。そこも凄い!

目指せ、ネオ・ナイアガラサウンドをキャッチフレーズにしているそう。
確かにとても爽やかな音楽なんだけど、オルタナティブ・ロックの感覚も内包していて、このバンドも非常に絶妙なバランスだと思います!



読んでくれてありがとうございました。
前回のバンド紹介の記事はこちらから読めます。

下記の記事もぜひ併せて読んでみてください!

2021 国内の注目emoバンド特集。 https://note.com/holiday_records/n/n9e31772bf7c1


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