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MOBA勢向け動画作成ガイド

どうもみなさん、おはようございます。ほくとらです。


突然ですが皆さんは、MOBAの動画を投稿したことがありますか?

例えば、勝った試合のリプレイだったり、はたまた負けた試合のリプレイだったりを、ニコニコ動画やYoutubeなどに投稿した経験はありますでしょうか。


恐らく、多くの人が「No」と答えるでしょう。理由は色々とあると思いますが、特に多いのは「やり方がよく分からないから」だと思います。

そんな訳で今回は、日本のMOBAプレイヤーの為に、簡単な動画作成の手順についてお話ししようと思います。と言っても自分で全部説明しようとするのは大変でとても無理なので、まずは大まかな手順についてお話をした後、それに沿って参考となるサイト/ページを紹介していきたいと思います。宜しくお願いします。

動画投稿の手順

さて、動画投稿の手順は、大きく3つの段階に分けられます。①録画→②編集→③投稿 の順番です。詳しく解説していきましょう。

ちなみに今回は例として、Dota2のノーマルマッチの1試合を、Youtubeもしくはニコニコ動画にアップロードするという前提で話を進めていきます。

①録画

まず最初は、投稿する動画を録画する所から始めましょう。場合によってはこれを飛ばして(スライドショーや解説など、ゲーム画面を写さずに動画作成をする場合など)、いきなり編集から始める事も出来ます。が、それは慣れてからの方が良いと思います。理由は、そちらの方が編集が大変になるからです。

さて、ではゲーム画面の録画ですが、これはキャプチャーソフトと呼ばれるソフトウェアを使って行います。代表的なものとして、シャドウプレイ、ロイロゲームレコーダー、OBSスタジオなどがあります。どれも無料で使用可能なものです。

この中で特に自分がオススメするのは、OBSスタジオです。理由は下記の通り。

1.完全無料で使用可能。尚且つ動作が軽い。
2.録画ファイルを.mp4形式で保存可能。
3.フルスクリーンで録画した映像を保存する際に、1280x720の画面サイズ等に自動でリサイズ可能。
4.録画ファイルが絶対に音ズレしない。(重要)

上記の理由の中で、特に嬉しいのは4番です。実は、シャドウプレイやロイロゲームレコーダーで録画したファイルは、フレームレートの関係上(固定でない)、編集時に音ズレを招く場合があります。ですがOBSスタジオで録画したファイルは、設定さえしっかりと行っていれば、編集時に絶対に音ズレしません。

(詳しく理由を知りたい方は↓をご覧ください)

そんな訳なので、個人的にはOBSスタジオの利用をオススメします。別にOBSの回し者でもなんでもないので、安心してください。ちなみに自分は昔、ロイロゲームレコーダーとシャドウプレイの両方ともそれなりに使用していたのですが、上記の理由により音ズレが発生する為、最終的にはOBSスタジオに落ち着きました。ここ数年利用していますが、特にトラブルも無いです。

上記のサイトで使い方について詳しく解説して頂いてます。参考にしてください。この時、録画ファイルのフレームレートをCFRにする設定を忘れないでください。この設定を間違えると、動画ファイルが音ズレする可能性がありますので、注意が必要です。

録画については以上となります。もし何か疑問点があり、自分で調べてもどうしても分からなければ、この記事のコメント欄にて質問してください。自分に分かる範囲でお答えしたいと思います。以後、②でも③でも同様です。

②編集

さて、ゲームの1マッチを録画する事が出来ました。皆さんのデスクトップ上には、30分〜50分程度の尺の録画ファイルがぽつんと置いてある状況になっていると思います。(別に置いてある場所はデスクトップ上で無くても良いです。H画像ファイルの中に放り込んであっても何ら問題はありません。)

その録画ファイルをそのままインターネットの海に放出しても良いんですが、せっかくなら編集をして、見る人が楽しめるよう手を加えましょう。

これは料理に例える事が出来ます。編集せずに投稿された動画は、生の食材と同じです。果物などであればそのまま食べても問題はありませんが、魚や肉となると話は別です。とても生のままでは食べられません。が、それを火で少し炙ってあげるだけで旨味が増します。塩を振ったら立派な料理です。

編集も同じで、編集せずにそのままアップロードされるだけで、多くの人に見られて賞賛される動画は数多くあります。ですが、それは素材が良いからであって、一般的にはそうはいきません。

素材が良いというのは、例えばプロゲーマーのゲームプレイ動画などが挙げられます。日本で言うなら、stylishnoob氏の動画などが良い例でしょう。彼の動画は編集を全くせず、配信の様子をそのままYoutuberにアップロードしていますが、プレイの上手さとリアクションの良さから来る面白さが十分にある為(勿論彼の知名度もありますが)、編集せずとも多くの人が動画を見て満足します。勿論、編集を施せばさらに動画の面白さは増すと思います。

しかし、多くの一般的な人々の場合、そう簡単にはいきません。しかしながら、少し編集の手を加えるだけで話が変わってくるのもまた事実です。

さっきの料理の例えで言うと、生魚を火で炙って塩を振るだけで旨味が増すのと同じで、動画の素材が普通でも、ちょっとだけ編集の手を加えてあげるだけで、動画の価値や面白さは格段にUPします。

勿論「俺はそれでも素材の良さを信じている」という人は、編集を飛ばしていきなり投稿して良いと思います。特に、知り合いに見せる用途で動画を投稿したいだけの人なんかは、それで問題ないと思います。上記の文章は、あくまで投稿した動画を多くの人に見てもらいたい人向けの説明であって、そうでない方には全く無価値な説明です。

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…という訳で長々と編集の価値を語りましたが、そろそろ本題に入りましょう。

さて、基本的に動画の編集は、Aviutlという無料のソフトウェアを使って行います。特に商業的でない、趣味の範疇で作られている動画の大半が、このAviutlで編集されていると言っても過言では無いと思います。

他に無料のソフトウェアで何か良いものがあるかと言われると、自分は正直何も思い浮かびません。無料で使用可能+日本語で使える+拡張性が高いという3つの条件を満たしている編集ソフトは、Aviutlの他に無いと言い切れると思います。

有料ソフトの場合は、Adobeのプレミア・AEや、AppleのFinal Cut Proなどがありますが、正直趣味で動画編集をするのであれば、必要ありません。値段が高い上に扱いも難しく、何よりゲームの動画作成でそこまで高度な編集を施す必要は無い為、宝の持ち腐れとなってしまいます。

そういう訳なので、個人的にはAviutlをオススメします。ただし、ゆっくり実況やVOICEROID実況を作りたいのであれば、ゆっくりムービーメーカー(YMM)というソフトを使うのも一つの手です。こちらは無料で使える上、日本語に対応しており、機械音声での動画作成に便利な機能がいくつか備わっている優秀なソフトです。ただし自分はYMMを使った事がほとんどないので、そちらで動画を作りたい方は、ご自分で調べていただけると助かります。利用者も多いソフトなので、情報は多いと思います。

Aviutlは有名なソフトなので、解説サイトもそれなりにあります。上記リンクの他にも、探せばまだまだ出てくると思います。

で、Aviutlを使う際に注意して頂きたいのは、まず最初のインストールの際に、拡張編集プラグインを導入するのを忘れないでください。これはAviutlで出来る事が大幅に増えるプラグインで、これが無いとAviutlは本来の性能を発揮できません。(外部のプラグインという訳ではなく、あくまで本家様が分離して配布しているプラグインです)

※拡張編集プラグインがないと出来ない事の一例
・BGMや効果音・画像の挿入
・字幕等のテキスト追加
・フェードイン/フェードアウトなどの編集
・細かな音量調節など

また、エンコードに関するプラグインの導入も必須です。これがないと編集した動画を綺麗に出力出来ません。必ず導入してください。

以下、導入必須プラグインのまとめです。

・拡張編集プラグイン
・L-SMASH Works
・x264guiEx
・Lanczos 3-lobed 拡大縮小

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さて、インストールとプラグインの導入が終わりました。お次は本題の編集作業です。

といってもそう身構える必要はありません。編集の基本はまず第一に「カット編集」にあります。要するに、動画の中の必要ない部分を切り取って削除する事で、動画の美味しい部分、つまり見応えがある部分だけを残してあげる編集作業です。

はじめのうちは、このカット編集だけ出来れば十分だと思います。果物で言うなら、皮を剥いて適切な大きさに切り分けると美味しく食べられるのと同じで、動画もカット編集を施すだけで無駄な部分がなくなり、とても見やすくなります。

カット編集については、こちらのサイトの中盤あたりに解説がありますので参考にしてください。

ちなみにですが、カット編集を施すと、その分動画の最後辺りに映像がない、いわゆる「尺余り」が発生します。これの処理を忘れて動画のエンコードを行うと「ダーク☆尺余り」状態になりますので気をつけてください。

解決方法はこちらにあります。参考にどうぞ。


カット以外の編集については、必要であると感じたのであれば試してみてください。ただし大切なのは、最初からあれこれやっても中途半端な結果に終わるだけなので、簡単な事から一つずつ試していく事です。個人的にはとりあえずはカットだけ出来れば十分であると思いますので、そこからマスターしてみてください。
(※そもそも無編集の動画がめちゃくちゃ多いので、カット編集してあるだけで全然違うんです)

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はい。そんな訳で編集作業が終わったら、残るはエンコード作業のみです。エンコードというのは編集した動画を出力する作業の事なんですが、これに関しては少々躓くポイントが多いので、慎重に行う必要があります。編集した後でエンコードが出来ない!となると面倒な話になるので、一度編集前にエンコード作業を確認しておくのも良いかもしれません。

エンコードについては、プラグイン出力で行うのが一般的です。Aviutl本体の機能を使ったAvi出力は、出力した動画のファイル容量がとんでもないことになるのであまりオススメしません。高画質・高音質・低容量で出力したいのであれば、プラグイン出力を選びましょう。最初のプラグインの導入がしっかりと出来ていれば、そこまで難しくないと思います。上記サイトの手順を参考に、頑張って試みてください。

ちなみに、外部ソフトを使ってエンコードをする方法もあります。代表的なのは「つんでれんこ」でしょうか。もしプラグイン出力がどうしてもうまくいかない人は、こちらを試してみるのもアリだと思います。(ちなみに自分も昔つんでれんこを使ってみた事があるんですが、その時は何故か画質が悪化してしまったので、それ以来プラグイン出力で全てエンコード作業を行っています。)

つんでれんこの使い方は↑をご覧ください。

エンコードが終われば、編集作業は無事終了となります。出力された動画を確認して、何か問題がないかチェックをしてみてください。特に問題なければOKです。お疲れ様でした。

③投稿

さて、いよいよ最終段階です。完成した動画をYoutubeやニコニコ動画にアップロードしましょう。正直、ここが一番簡単でもあり、また難しくもあります。何故ならここでの工夫次第で、動画がどれだけ多くの人に見られるかが変わってくるからです。まあ、身内に見せるだけの人は気にしなくていいですけども。

で、先に言っておきますが、多く再生されやすい動画を作るコツは、①サムネイルを工夫する②タイトルを工夫する③タグを工夫する3工夫をしっかりと行う事が重要です。時点で継続力。正直な話、今の時代は質より量です。膨大なコンテンツが溢れているこの世の中で、必殺の一撃はそもそも当たる対象が居ません。数撃ちゃ当たる戦法の方がよっぽど良いです。

では本題に入りましょう。まずはアカウントを持っていない場合、アカウントの作成から行う必要があります。現在ニコニコ動画・Youtubeのどちらも、アカウントがない状態での動画の視聴は可能ですが、動画を投稿する場合はアカウントが必要です。事前に作成しておきましょう。

ニコニコ動画に投稿する場合は↑の記事を参照してください。また、Youtubeの場合は↓の記事を参照してください。


…という訳で、投稿に関しては以上となります(疲れたのでちょっと流し気味です)。正直そこまで難しいものでもないので、今日初めてインターネットに触れる方でなければ、多分なんとかなると思います。別に煽りでも何でもなく…。

おわりに

いかがでしたか?(いかがでしたか?)#いかがでしたか?

元々はDota2勢向けに動画投稿ガイドを作ろうと思って書き始めたのですが、別にDota2勢に限らずMOBA勢でもなんでもいける内容になってきたので、途中で方向修正をしました。おそらくなんとかなってると思います。

①の最後にも言いましたが、もしこのガイドの中で何か疑問点・不可解な点がありましたら、この記事のコメント欄に気軽に書き込んで貰えると嬉しいです。別に疑問点でなくとも「読みました」と一言添えていただけるだけでいいのでよろしくお願いします。通知がくるとうれしいので。

で、この記事を読んだ方々によって、日本のMOBA勢並びにDota2勢の動画投稿者が少しでも増えてくれる事を願っています。
あと、良ければNoteのユーザーフォローといいねみたいなやつを宜しくお願いします。励みになります。

以上です。ありがとうございました。

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