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人生の振り返りから子育て環境を整える

働きながら子育てしてきたワーキングマザーの方々から、子育ての楽しかった記憶のほかに「あの時もっと時間をとってあげれたらよかった」「もっと子供と向き合って過ごせたらよかった。」という後悔の言葉を耳にすることが何度かありました。

ある時、子供たちを連れて電車に乗っている時に隣にお座りになった60代くらいの女性の方が「お子さん可愛いですね。おでかけですか?」とお声がけしてくださって世間話がはじまりました。こういう時、私にとって話しかけてきてくれる方は超大歓迎で、子供たちと私だけの会話ではなかなか世界が広がらず第3者の介入によって普段出てこないような言葉の交流が自然に交わされることで子どもたちの耳にもたくさんの言語のシャワーがあたっていいきます。また、人と話しているところを見せることで彼らにも社会性を身につける社交の断片が記憶に残って人とのかかわりをサンプリングできる良き機械だと思っているので有難くお話に便乗させていただきました。

そこで、女性は共働きで毎日引き渡しぎりぎりでお迎えに行って帰ってすぐに食事の支度やお風呂の対応をしていたので子供とゆっくり過ごす時間があまりなかったそうです。もうすでにお子様は成人され30代になっているとのことでしたが、今思い返せばもう少しあの時あんなにあくせく働かなくても、仕事のペースダウンをしていても後で巻き返しできていたな。と過ぎ去った日々を思いながら感じたとお話してくださいました。

私の母はとても苦労していて昼夜働いて働いて必死に子育てしてくれた親だったのでその背中を想像し感謝と尊敬を持ちつつも、もっと母と過ごしたかった思い出が心に残っていました。だから、できるだけ子供が小さいうちに自分が後悔しないような子供との関り方をしたいと思いどうしたら時間の確保ができるか?自分の仕事とのバランスを保てるか?コロナになって喘息傾向のある息子の暮らしや不景気でも豊かに生き延びられる暮らしを考えて生活コストをとにかく抑えていくことを考えて今のシェアハウスの暮らしに転換しました。

シェアハウスでは男性でも女性でも関係なく入居が可能になり、キッチン・お風呂・おトイレは共同になるので男性の入居者がいる場合、児童扶養手当がおりない。というのをネットで知っていたので申請時に今の生活状況を説明し、家賃光熱費の支払いのうち分けの明細・振込明細一覧のコピー、生活状況に関する申し立て、の書類を別途作成して申請をしました。

1年後、同じように明細・振込一覧・申し立ての書類を別途作成して継続の申請をだしました。
めでたく申請が受理され継続が可能に。

先日も咳がひどく出て血中酸素度91(80台になると入院( ;∀;))とちょっとビビる状態になった息子くんがお休みしてもあれあこれ仕事の都合をつけながら対応できるよう生活コストを抑えた暮らしに整えるだけでも心理的負担が少し軽減されました。

元々感染症について少し見識があったのもありコロナがだいぶ長引くであろう。と算段をつけそそくさと田舎に移住してきましたが、素敵なシェアメイトさんとのかかわりによって毎朝納豆のパックがうまく開けられずそれでも自分であけないと気が済まないへそ曲がりな息子が泣き出す毎日のなかでも楽しく暮らせている有難い日々です。

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