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HOKUTOで叶えるメディカルライターの新たなキャリアパス(前編)

はじめに

株式会社HOKUTOとは
医師の臨床をサポートする医学情報収集アプリHOKUTOを開発する医療系スタートアップです。
2024年2月末時点でHOKUTOの医師ユーザーは10万人を突破し、全国の医師の約3人に1人に使われるアプリとなっています。

今回、HOKUTOアプリ内のコンテンツを制作しているコンテンツグループのメンバー3名で、HOKUTOでの働き方についてざっくばらんに語り合いました。前編では「入社に至った経緯、スタートアップへ転職することの迷い」などをご紹介します。


コンテンツ事業責任者 / 聖路加国際病院救急部 清水 真人
2013年慶應義塾大学医学部を卒業。初期臨床研修修了後、2015年聖路加国際病院救急部入局。就任間もなく聖路加ベストティーチャー賞を連続受賞。救急・集中治療、 医学教育を専門とする他、DX (デジタルトランスフォーメーション)に精通し、 複数の雑誌で連載を行う。
2021年より株式会社HOKUTOへ入社。
コンテンツエディター 髙田 あや
20代の頃は照明メーカーでデザイン担当、和食店で料理担当、新聞社で料理・食関係の取材を担当と人生を模索。30歳で医学新聞を発行する医学系出版社に入社後は、一貫して紙媒体およびウェブ媒体で医師・医療関係者向けの医療情報を扱う編集記者として、オンコロジー領域を中心に経験を積む。医療系webメディアの編集長などを経て、2023年2月に株式会社HOKUTOへ入社。
コンテンツライター 遠藤 理香
薬学部卒業後、病院薬剤師として病棟業務、緩和ケアチーム薬剤師業務などに約10年従事。2013年に医療系webメディアに入社後は、医師向けの製薬企業の医薬品プロモーションコンテンツの戦略立案やシナリオライティングを担当する傍ら、後進の育成も担う。
2024年1月に株式会社HOKUTOへ入社。

大手医療系メディアを経てHOKUTOのメディカルライターへ

——コンテンツ事業責任者の清水です。 それでは、まずは読者の皆さんに向けてお二人の業務内容を教えてください。

髙田:私は、HOKUTOアプリ内で配信している専門医による解説企画や学会レポート、論文紹介記事、化学療法レジメンの管理など、製薬企業が関与しない自社オリジナル・コンテンツの運営を担当しています。HOKUTOでは、これらのコンテンツを「臨床系コンテンツ」と呼んでいます。

遠藤:私は、HOKUTOアプリ内で配信している製薬企業の医薬品のプロモーションコンテンツの企画・制作を担当しています。何らかの制限がある中で最大限の工夫をする仕事が得意なので、製薬協のプロモーションコードなどを遵守しながら、医師に見てもらえるようなコンテンツを工夫して作る今の仕事は、自分に向いているなと思います。

—— お二人ともHOKUTOへ入社される前は、 どのような経験をされてきたのですか?

髙田:20代の頃は照明メーカーでデザインを担当したり、和食店で料理を担当したり、新聞社で料理・食関係の取材を担当したりと、人生を模索していました(笑)。30歳で医師・医療関係者向けの医療情報を扱う医療メディアに入社し、オンコロジー領域を中心に紙媒体・web媒体の両方で編集記者として経験を積みました。直近ではwebメディアの編集長も担い、10名ほどのチームをマネジメントしていました。

遠藤:私は薬学部を卒業後、約10年間、病院薬剤師として働いていました。その後、医療系のwebメディアに入社し、製薬企業の医薬品をプロモーションするための医師向けコンテンツの企画やシナリオライティングを担当していました。また、後進の育成にも携わっていました。


若手医師の情報入手の主流は『HOKUTOアプリ』だと知り、衝撃を受ける

—— 高田さんはどういった経緯でHOKUTOを知ったのでしょうか?

髙田:
おそらくこれは多くの既存の医療メディアが抱えている課題かと思いますが、前職では、従来のコンテンツや配信スタイルでは若年の読者層に届きにくくなっていることが課題でした。そういった状況を打破しようと、リサーチ目的で実施した複数の医学生参加による座談会で、医療情報入手に使っている媒体としてほぼ全員が名前を挙げたのが『HOKUTOアプリ』でした。実はそこで初めてHOKUTOの存在を知りました。調べると、オンコロジーに注力していることがわかり、とても惹かれました。

—— コンテンツがそもそも医師に届いていないという媒体の課題から、HOKUTOを知ったんですね。遠藤さんはどうですか?

遠藤:私も似たような課題からHOKUTOを知りました。前職では医療系のwebメディアで医薬品のプロモーションコンテンツを作成し、配信していましたが、「ポイ活のために既読されているんだろうな」と徒労感を感じていました。結構苦労して、いいものを作成していたつもりですが、医師の役には立っていないかもしれないという虚しさも感じていました。そのような時期に、差別化できる、他のプラットフォームはないものかと探して知ったのが、HOKUTOです。NewsPicksの記事を読んで、「こんなプラットフォームがあるんだ!」と知りました。


臨床現場の医師と一緒にコンテンツ作りができるのがHOKUTOの魅力

—— HOKUTOを知ってから、入社に至るまでの経緯を教えてください。

髙田:まず、カジュアル面談で清水さんにお会いしたのですが、医師の方がコンテンツ事業部の責任者を担われていることに驚きましたし、とても新鮮に感じました。また、清水さんとお話していくうちに、医師目線に加えて、編集としての「加工」(アプリに最適化したコンテンツ作成)にもかなりこだわってコンテンツ作成に携わられていることが分かり、「一緒にコンテンツを作れたら楽しそう!」と思いました。何よりHOKUTOは既存のメディアと違うポジションにあることに大きな魅力を感じたので、選考に進みました。

遠藤:私は、カジュアル面談で、清水さんや、(当時の取締役、現在は代表取締役社長​​の)山下さんから、「HOKUTOでは、臨床現場で使えるツールということを追求しており、どのようなコンテンツや機能があれば臨床の医師に便利だと思ってもらえるかを、現場視点で徹底的に研究している」ということをお聞きして、とても興味を持ちました。また、HOKUTOアプリには、RTO(Right timing option)という、医師が求めるタイミングでその情報を得られやすくするという概念があり、それが医薬品プロモーションコンテンツでも実践されていることを知り、自分がやりたいこととマッチしているなと思い、選考に進みました。


スタートアップへ転職することの迷い

—— スタートアップへ転職することに、迷いはありませんでしたか?

髙田:めちゃくちゃありました(笑)

遠藤:私も、最後までかなり悩みました(笑)

髙田:まず、会社が若いこともあり体制に不安がありましたし、私の場合はそれまでフルリモート勤務の経験がなかったので、フルリモート下で良いコンテンツを作成できるのかが不安でした。

遠藤:スタートアップには、「会社経営大丈夫なの…?」、「ワンマン社長の一存で給与が決まったりするのでは…?」というネガティブなイメージを持っていたので、今のキャリアを捨ててまで飛び込んでいいものか、相当悩みましたね。

——そういった不安がありながら、最終的にはHOKUTOに入社されたんですね。決め手は何だったんですか?

髙田:(前述のように)既存のメディアと違うHOKUTOの新しい事業展開の将来性や経営理念など、知れば知るほどHOKUTOに感じる魅力は大きくなっていたのですが…最後に決め手となったのは、(当時の)社長の北斗さんと直接お会いしたことでしょうか。北斗さんは若いですが、「この人が社長なら大丈夫そう」という不思議な魅力のある方でした。また、経営層のメンバーのバランスが絶妙に取れていることも、安心感につながりました。さらに、エンジニアやbizdevの方のバックグラウンドが優秀で、そういった方たちが集まる会社なら、問題なさそうだなと思いました。

遠藤:私は入社を決意する前に、髙田さんと会食する機会があったのですが、そのときに、「スタートアップなのに、”意外と”ちゃんとしている会社だよ」と、働いている方の本音を聞けたことが大きかったですね。実際、人事評価制度などの会社の制度はとても整っていました。また、製薬企業や医療系webメディア出身の方が多数在籍していたことも、入社の後押しになりました。


後編では、実際にHOKUTOへ入社して感じたギャップや働き方についてご紹介します。


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