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僕はそのまま元気でいるよ

あまりに久しぶりに文章を書くので僕自身もnoteの存在を忘れていた。

やっぱり文章が好きなので細く長く続けていくよ。自分にノルマを課すとそれが嫌になって反射で書かなくなっちゃうから、自分の思った時に書こう。

芸能人の方の訃報があった。
三遊亭円楽師匠。僕は笑点ではこの人の大喜利を楽しみに見ていたようなものだった。時には時事を絡めたりしたわかりやすい答えから、歌丸師匠とのやりあいまで、頭のキレというかこの場面では何を言うのが正解かが分かっている人の回答だった。バラエティもよく出られていて、ちょっと前にENGEIっていう普段は漫才やネタがメインの番組で、落語をやられていた。周りのお客さんは若い人がほとんどで、正直落語に興味のある人はいなかったんじゃないかと思う。
でも円楽師匠は、「落語は頭で想像しながら聴いてね」と落語を聴く際のアドバイスを挟んだりして落語を知らない人にも分かりやすく聴いてもらうような工夫をされていた。その配慮が出来るエンターテイナーだったと思う。

つい最近高座に復帰されて、また笑点に帰って来られると思ったのに、歌丸師匠や先代の圓楽師匠のもとへ行かれてしまった。

歌丸師匠の訃報を受けて行われた笑点の歌丸師匠のスペシャル回では「じじい、早すぎるんだよ」と言われていたが、きっと今は「お前が早すぎるんだ」と歌丸師匠から言われてるんじゃないかって、そう思うよね。

若い人は人の死を受け止める耐性が弱いと聞く。
それは経験が少ないからなんだろうけど、なんだかそれに慣れてしまうというのも少しいい気がしないというか、目の前から人がいなくなってしまったことに対して耐性を持って受け止める事が必ずしもいい事とは思わないかな。もしかしてこう思うのは僕の経験が浅いからか?

耐性が無くても良いと思う。思いっきり悲しんで、泣いて、しばらく沈んでしまっていても、それが正しい感情だと思うから。

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