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視覚を考える その5 フレスコシートの視覚効果と可能性

画素数と解像度の話から脳の情報処理と錯覚



人の目の画素数は視神経の本数から100万画素程度と言われることもありますが



最近のデジタルカメは携帯でも2000万画素

高性能のカメラでは1億画素のものまで出てきています



35mmフィルムのカメラでは1600万画素程度だと言われています



そう考えると人の目の画素数はあまりにも少なすぎるとも言えます。



それを解像度の観点から見てみるとどうなるのでしょうか。

人の目の解像度を計算した人がいます。その結果、人の見分けられなくなる最小の幅をおよそ1度しています。

そこから見ている視野を計算した場合、5億7600万画素となったようです。



とんでもない画素数です。



しかし、それは脳の処理の賜物だとも言えます。


それではこの図を見てください


この図の背景は全て白ですが、ブルーの線の丸い部分がブルーに感じているはずです。

これは前回のデタラメな文章が読めてしまうという高性能な脳の処理の生み出す錯覚の一つです。


これはカニッツァトライアングルです

見えないはずの三角形が明るくなって見えているはずです


これはカフェウォール現象と呼ばれる錯覚現象です

歪んでないはずのものが歪んで見えているはずです。

イギリスにあったカフェの壁で発見されて錯覚現象でこの名前がついています。



このように視覚は脳の処理に影響されることがわかっていただけたのではないでしょうか

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