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田舎は選択肢が少ない

最近読んだ市の広報誌の最後、部活でスポーツ頑張ってたのに転校したら同じスポーツの部活が転校先の学校になく悔しいみたいな記事があった。

確かに。

田舎は選択肢が少ない。

私が中学生の時も部活は野球かバレーボールか卓球かの3択であった。女子はテニスかバレーボールかバスケットボールの3択だった。

あれだけスラムダンクが流行ってた時代だったけど男子にその選択権は無かった。

部活に限らず、塾なども周りに無く、行く選択肢はなかったし、帰り道にコンビニはおろかスーパーマーケットも無かった。

それが普通で育ってきてたので不満はあったがそこまで苦は感じず過ごせてはいたけど、客観的に見るとすごいなと思える。

大人になっても同様のことはある。カフェは遠く、居酒屋もフラりと行けることもない。行くにしても大体決まったとこになる。帰りは誰か飲まない人の車かタクシーだ。

働く選択肢が少ないから皆、都会に出て帰って来ない。仕事が選べない。

これが一番の問題であろう。大問題。地元の大企業は造船、塩工場、役所。大きい会社が少しでもあるだけマシな方なのかもしれない。よく帰ってきましたは俺。

選択肢が少ないのはある程度はしょうがない、だけど子供たちの将来のことを考えるとどうであろうか。選択肢が少ないことで、才能開花のきっかけが無かったり、知る機会が無かったりしてしまわないだろうか。ピアノ教室はあってもダンス教室やゴスペルとかあるのかな。

よくよく考えると色んな差が都会と田舎にはあるように思える。

一票の格差を是正するより、そういう差を是正して欲しいものだ。

今の田舎の自分達にできることはなんであろうか

オンラインの活用。

これが今の格差を是正する僅かな希望だ。光ケーブルは田舎でも普及はしている。理解のある会社なら完全リモートでも問題ないだろうし、オンラインの外国語講座やセミナーは充実している。

ただやはり、人数がいるチームでするスポーツなどは不可能だ。レアなスポーツも。解決策は単純に人口を増やすしかない。

コロナ禍ということもあり話題に出てくる田園回帰の流れ、実際はどうなのかわからないがもっと人が流れてきたらいいね。です。

未来のために選択肢を増やしていくことが、今ここに生きる私たちの使命なのかもしれない。


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