昨日の昼

どんなに泣き叫ぼうと、

どんなに会いたいと願っても、

世界中どこを探しても、

今はお母さんに会うことはできない。

ふと、昨日1人で秋晴れの下を歩いてたら

そんな現実が耳に、頭に突然入ってきた。

大勢の人と行き交ったせいなのか、

お母さんを無意識に探してた自分に気づいたからなのか、

余りにも思い出が多すぎるこの街を、毎日歩いているからなのか。

別れ方が、一生の別れが、あんなだったから

別れた気がしなくて、ずーっと私は探してるのかもしれない。

どこか、家でも街の中でも、いつもの感じで

「よっ！」って出てきそうで、想像したら

また別の涙が溢れる。

生きるしかない、立ち上がるしかない、もがくしかない、我慢するしかない、生き続けるしかない。

自分に打ち勝って、いつか笑ってやるんだ。

お母さんに、いっぱい言ってやるんだ。

寂しかった、いっぱい泣いた、いっぱい話したいことある、頑張ったんだよ。

今までごめんね、ずっと照れ臭くてわたしらしくなくて、言えなかっただけ。

ずっと会いたかった。

お母さん大好きだよ。

今まで育ててくれて、本当にありがとうってね、