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108.「厳しい人」「優しい人」ってそもそもどんな人?


はじめに


よく巷に溢れている質問で、
「部下に対して厳しく指導するのと優しく指導するの、どっちがいいんでしょうか?」

と言う質問があります。

僕はこういう質問を見ると、
「厳しく指導するってどんな感じ?」
「優しく指導するって具体的に何をイメージしているの?」
って思っちゃいます。

こういう質問をする人は、そもそも
「厳しいとはなんなのか」
ってことを理解していないように思うんです。

これは信仰者にとっても大きな課題で、信者さんに対して「厳しくすべきだ」派と「優しくすべきだ」派に分かれているように思います。

ですから、今日はこの辺のことをはっきりさせておいた方が良いと思いましたので、僕の持論を述べたいと思います。


「厳しい人」「厳しい言葉」って何?


そもそも厳しいって一体どんな人なのかということですが、先に結論から言うと、

「厳しい人」=「本当のことを言う人」です。
つまり、
「厳しい言葉」=「本当のこと、真実」
ということになります。

よく勘違いされるのは、
「厳しい人」=「間違いを指摘する人」「妥協しない人」
などがありますが、これは厳しい人の一面に過ぎないと思います。

「本当のこと」というのは、表面的な事実のことではありません。

相手の本心であったり、
コンプレックスとして抱いていることであったり、
踏み込まれたくない部分であったり、
自分自身でも気付いていないことだったり、
色々とあるわけですが、こう言った厳しい言葉(本当のこと)は、相手との関係が出来ていないと、言っても逆効果です。

仮に言ったとしても
「なぜ、あなたにそんなことを言われなくてはいけないのか」
「大きなお世話だ」
「あなたは私の何を知っているんだ」
と強烈な反発を食らうことになります。

そこで関係性を作るために、「優しい人」「優しい言葉」が必要になってきます。


「優しい人」「優しい言葉」って何


次に優しいって何?と言うことですが、これも先に結論を言うと

「優しい人」=「無条件で全てを受け入れてくれる人」です。
つまり、
「優しい言葉」=「相手を受け入れる言葉」
ということになります。

よく勘違いされるのは、
優しい人=「思いやりのある人」「他人のことを考えられる人」
などがありますが、これも「優しい人」の一面に過ぎないと思います。

優しい言葉は、万人に使うことができます。
関係が出来ていようが、出来ていまいが関係ありません。

特に初対面の人と接する場合は、無条件で全て受け入れることが、人助けを生業とする信仰者には必須だと思います。

性格のどこを切り取っても嫌な人は、ほとんどいないと思います。(いるかもしれませんが)

せっかく好きな面があるかもしれないのに、最初から「嫌い」と決めつけて距離を置いてしまうと、相手の良い面を見つけるチャンスを失ってしまいます。

また「嫌い」という感覚は、自分が世間知らずという理由で思う場合もあるので、最初はとにかく無条件で受け入れるというのが大事だと思います。
(できれば、最初だけでなくずっと)


「厳しい人」と「優しい人」はそもそも別物なのか?


「厳しい人」「厳しい言葉」と「優しい人」「優しい言葉」を並べて本質を比べてみると、この二つは共存できることに気が付きます。

この「厳しい」と「優しい」が共存させると

「ベースは無条件て全てを受け入れ、必要な時に本当のことを言う人」
「ベースは優しい人、時々厳しい人」

と言う感じでしょうか。

ですから冒頭に挙げた質問
「部下に対して厳しく指導するのと優しく指導するの、どっちがいいんでしょうか?」
は、おそらく「叱って育てるか、褒めて育てるか」みたいなニュアンスの質問で、厳しいとか優しいの本質を捉えていないように思える質問だと僕は思います。


これを信仰に置き換えると


「ベースは無条件て全てを受け入れ、必要な時に本当のことを言う」

というスタンスは、信仰者のとるべき態度としては、僕の理想に近いものがあります。

おさしづに

皆、をやの代りをするのや、満足さして連れて通るのが親の役や。
明治21年7月7日

とあります。

親神様は子供である人間を無条件で全て受け入れてくださっています。
実際の親も子供を育てる時は、同様に子供の全てを受け入れて育てます。

その親のような心になる、つまり、親の代わりになったような気持ち(無条件に全てを受け入れる気持ち)で、お助けに励み、旬に応じて天理教の教え(本当のこと)を伝える。

僕は、こんな信仰者になりたいなと思っています。


終わりに


最後に勝手なイメージですけど、この「本当のこと」を言える教会長がどんどん減っているように思います。

「無条件に全てを受け入れる気持ち」と「本当のことを言う」このどちらか片方だけでは衰退していく一方で、今もなお、勢いのある教会は、どちらもしっかり兼ね備えている教会だと思いました。


おまけタイム


どーも!省エネモードで感情の起伏が減っている男
ほこりまみれの信仰者こーせーです!

最近、とっさに大きなリアクションを取れなくなってきました。

なんでだろうと考えた時に、感情を表出すると言う行為は、結構エネルギーを使うということに気が付きました。

ですから、最近は勤務に行っても、この後家に帰ったら育児とnoteの更新があると考えてしまうのか、感情をあまり表出しないようになってきました。

これが省エネモードです。

しかし、この省エネモードのせいか、最近部署で心配されるようになりました。

これまでは、「大丈夫です」としか答えられなかったのですが、この原因が省エネモードであると今日辿り着きましたので、週明けからは、心配されたら「省エネモードなんです」って答えるようにしたいと思います。



この話………………………誰が興味あんねん!



本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!


ほな!











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