86.お供えは布教師を「背水の陣」にする


はじめに


「お供え」することに一体どういった意味があるのか?

信仰を持たない方だけでなく、信仰を持つ方でもこのような疑問を持たれる方は沢山いると思います。

今回は、
「お供えすると神様から御守護がいただける」
といった、
客観的に検証が難しいものは横に置いておき
誰でも理解できる、
目に見えるお供えの効果、
について考えていきたいと思います。


お供えのノルマがある教会


ある教会では、住み込みの布教師にお供えのノルマを課しているそうです。

「お助けをして、お供えを〇〇円頂いてきなさい」
というノルマです。

僕はその教会がどのような活動をして、どういう思いで信仰しているのかは知りませんので、あくまで、外から見た状況で、考えられることを述べさせていただきます。

その教会で住み込みする人達は、信仰の年数に関わらず、布教師として毎日布教に歩きます。

ですから、天理教の教理など、全然分からないのに布教しなくてはいけないのです。

あまり自分でも良く分かっていないものを他人に勧めるわけですから、僕でしたら、真面目に布教など出来ないと思います。

しかも、お供えのノルマがあるため、困っている人見つけては、話を聞いてお供えして下さいと頼むわけです。

ここまでの話を聞いただけなら、
「なんでこんなスタイルの布教が成り立つんだ?」
と疑問に思ってしまいます。



お供えが布教師を背水の陣にする


ここで考えていただきたいのは、
もし、余命数ヶ月と言われた人と出会い、助けて欲しいと言われて100万円お供えされたら、皆さんはどう思いますか?

「やったー100万円もお供えしてもらったラッキー」

と思うでしょうか?

その状況をリアルに想像できる人であれば、ラッキーだなんて浮かれた気分にはならないと思います。

お金ってそんな軽いものじゃありません。

汗水流して働いたり、多くの人に喜んで貰う価値を提供した結果、得られるお金ですから、100円だろうが1000円だろうがその価値は重いです。

この、助かりを願ってお供えすることを、例えて説明すると、

病気が助かった後に、感謝の気持ちでお供えされる場合は、
お店で物を買って、その料金を支払うことと同じだと思います。

一方、
病気の助かりを願ってお供えする場合は、
前払いで商品を予約する行為と同じです。

前者は、信用が無くても取引可能ですが、
後者は信用が無くては取引不可能です。

「助けて下さい」と言うお供えは後者と同じです。

病気の方は、神様を信用するだけでなく、布教師が助けてくれると信用してお供えをして下さったのであり、もし助からなかったら相手を裏切るとになりますから、布教師はその信用に応える為、何としてでも助かって頂きたいと、神様に本気で願うようになると思います。


東中央大教会初代会長の柏木庫治氏が、入信前に天理教の布教師から言われたお供えの話に、こんな話があります。

私(柏木)は家内と顔を集めて30分にわたって相談した。ついに金を出すことに決心した。
天理教が分かって出したものでも、また好きで出したのでもない。たすかりたいではたすからん。たすける心がたすかるで、のご教理を得心して出したのでは、もとよりない。万一の時の自らの胸に迫るであろう苦しさから逃れるためが、主たる目的で出したのであった。子供の命がもしやたすかるのではないか、という気分も大いに手伝うたことは言わずもがなである。
計算してみると、小学校から大学を出るまでが二千数百円であった。金三千円(現在の価値は約一千五百万円)を白紙に包んで、「神様へ」と、うやうやしくおばさんの前に差し出した。
受け取って大喜びするであろうと思うた天理のおばさんの顔は、血の気が去ったごとく真っ青になって、はなはだ沈痛に見えた。そうしてため息の中から「確かにお取り次ぎいたします」と聞こえにくいほど低い声して頭を下げた。
この時私には、天理さんが痛々しく感じさせられた。
その後八年後にして、私はおたすけの難関にぶつかり、この時の上本しの子先生の顔の青ざめた理由が分かったような気持ちがした。


このように、
お供えを預かるということは、布教師にとってその人の命を預かることと同義です。

後には引けない状況になり、まさに「背水の陣」でお助けにかかります。

経験の少ない布教師でも、人の命を預かる経験をすれば、本気で人の助かりを願う「お助け人」として成長することができると思います。

冒頭に上げた教会は、
本気で人の助かりを願う布教師を育てるために、お供えのノルマを課しているのだと、僕は思いました。

この記事はあくまで、
「布教師を本気にさせるためにお供えをしろ」
と言っている訳ではなくて、
お供えにはこんな一面もありますよ、という話だということを理解して頂けたらと思います。



おまけタイム


どーも!本日自分で作ったカレーが美味しすぎて感動している男
ほこりまみれの信仰者こーせーです!

友達のよっちゃんもびっくりするくらい美味しいカレーを作ることが出来ましたので、そのレシピを紹介したいと思います。

名付けて

「テレビで得た知識を適当に混ぜ合わさて作ったカレー」

材料
ある野菜を適当に用意
カレールー
肉(なんでも良いですが、僕は鶏胸肉を使いました)
トマトジュース
リンゴ

作り方

必要な水の量の3分の2のお湯を沸かします。(750ml必要なら500ml)

野菜の皮を剥きます。
そして、剥いた皮を全部お湯の中に入れて、15分程煮込みます。

煮込んだ野菜の皮スープを、ザルを通してボウルに移します。(ザルに溜まった皮は捨てます)

玉ねぎを心が折れるまで炒めます。

心が折れたら、他の野菜も加えて5分炒めます。

炒めた野菜を皮スープの中に入れます。

お肉の表面だけ炒めます。

お肉の表面を炒めたら、皮スープと野菜を鍋に加えて煮込みます。

トマトジュースを必要な水の量の3分の1加えます。(750ml必要なら250ml)

リンゴ半分をおろして鍋に加えます。

後は、カレールーに書いてある通りに作ります。

以上。


ざっくりした方法ですが、このぐらいざっくりしてても美味しく作れますので、興味のある方は是非試してみて下さい。


本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!


ほな!

サポートして貰えたら、そりゃめちゃくちゃ嬉しいです!