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北海道産小麦にグリフォサート(除草剤)は使われているんですか?

こんにちは♪

みなさまに「小麦の豆知識」をお届けします♪ 専門的な情報をなるべくわかりやすく、ゆる〜くお伝えできればなと思います♪(100記事目指して更新中です!)

さて、本日は、、

グリフォサートについてです。

みなさんはグリフォサートってご存知ですか?グリフォサートは世界中で「危ない!」と指摘され、規制・禁止を進めている除草剤の一つです。一部の「食」に関心がある方はすでに知っているかもしれません。

「小麦にグリフォサートは使われているの?」

はい、いっぱい使われていますw

ということで、今回は、グリフォサートについてみなさんに共有できればなと思います♪

グリフォサートとは?

「グリフォサート」と聞くと、あまり聞き慣れないですが、実は世界でよく使われてきた除草剤に含まれる成分の一つです。では、なぜグリフォサートが話題を読んでいるのでしょうか?

それは、発癌性や腸内環境、地球環境に悪影響があると指摘されているからなんです!

「ラウンドアップ」と言われる除草剤がグリフォサートが含まれているもので、2018年、アメリカで320億円近くの賠償の事件がありました。それをきっかけに、世界中でグリフォサートを危険視する動きが注目されています。現在、ヨーロッパをはじめ世界中でグリフォサートを規制する動きや使用を中止する運動が行われています。

各国のグリフォサート禁止・規制の主な動きがあった年です。

2015年 コロンビア、イギリス
2016年 スイス、イタリア
2017年 中東6カ国(アラブ首長国連邦、サウジアラビア他)、EU6カ国(フランス、ギリシャ、ベルギー他)
2018年 チェコ、アメリカ
2019年 ベトナム、オーストラリア、インド、ドイツ、トーゴ
2020年 タイ、メキシコ

※新聞「農民」のデータ等を参考にしています。

日本ではグリフォサートが大量に使われている!?今後の農業の動きについて

では日本ではどうなのでしょうか?

日本では、なんとグリフォサートの規制を緩めるという逆の動きが見られます!!ヒェ〜〜〜( i _ i )

とある専門家による考察なのですが、ラウンドアップ(グリフォサート主成分の除草剤)が世界中に大量に余っていることが原因で、「日本にラウンドアップを輸出しよう!」「輸出する食品にグリフォサートをたくさん使おう!」という方針となったそうです。その結果、日本に大量のグリフォサートが流入し、世界的なグリフォサート大国となっていまいました泣

2019年に農民連食品分析センターでは、現在日本に輸入小麦のほとんどに大量のグリフォサートの検出が確認されました!!泣

では国産小麦は?

国産小麦のグリフォサート残留調査では、ほとんど検出されませんでした!

やっぱり国産小麦は安全なんですね!

っと思うのはちょっと早いかも。。。


今後の国産小麦にグリフォサートが使われる可能性大!!


なんと、、、、、

2017年に厚生労働省によってグリフォサート使用の基準が緩和されました!!!本当に、今の政治には闇を感じます。。。陰謀論のようなことは言いたくないので、事実だけ述べさせていただくと、

小麦はなんと6倍の緩和!!やばいですよね。。国産小麦は安全だと思っていたのに。。また、お米のグリフォサート基準の3000倍も違うんです!!なぜか、小麦の基準はお米よりもゆるゆるなんです( i _ i )

なんで〜〜??自給率の関係でしょうか。。😭 理由は不明なので、みなさんのご想像にお任せします。。

詳しくは農民連食品分析センターという研究機関のページ(コチラ)にて確認ができます!

グリフォサートを避けるための小麦粉の選び方

「グリフォサートはなるべく避けたいけど、そこまで制限したくない!」という方は、まずは輸入小麦を避けることが一番だと思います。国産小麦が安全です。

それでも輸入の小麦粉を使いたい場合、ヨーロッパ産(特にフランス産)を選ぶのが良いかなと思います。理由は、先程の残量調査で、フランスがアメリカ・カナダ産の小麦粉と比べ、かなり検出率は低いからです。

しかし、今後の国産小麦にはグリフォサートが使われていく可能性が十分にあります!この情報については今後注目していきたいと思います。

本当にグリフォサートを避けるのであれば、有機小麦粉を選ぶことをおすすめします。有機小麦粉はそもそもグリフォサートが使えないだけでなく、他の一般栽培との距離を3メートル以上(確かw)取らなければなりません!ですので、グリフォサートの検出率は極めて低いと言えます!ただし、風や雨の外的要因によって左右される可能性が100%検出されないとは言い切れない( i _ i )

まとめ

世界ではグリフォサート禁止の方向に向かっておりますが、国内では緩和されています。国内小麦は今後グリフォサートを大量に使われていく可能性があり、決して安心と言えるものではなくなる可能性が十分に考えられます。

今後も国内や北海道産小麦の農家さんのグリフォサートの動きについて、注目していきたいと思います!

記事を読んでいただき、ありがとうございました!

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