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じゃがいもの、おやつ。

北海道でのじゃがいもの栽培の最も古い記録は、18世紀になったばかり。江戸時代のことでしたが、明治時代の北海道の開拓とともにじゃがいもは道民にとって、ぜったい必要な作物になっていきました。

寒くて栽培できる、日持ちがする、加熱してビタミンCが壊れない。北海道の気候が、原産地の南米アンデスからメキシコの高原地帯と似ていた事は栽培にはラッキー。

こうして、じゃがいもは北海道を代表する作物になっていくこととなります。先日書いた栗山町は、日本一の種芋(たねいも)の産地です。九州の春のじゃがいもも、元は栗山出身ってわけです。

何にでも合う味でボリュームがあって、おやつにもぴったり。
道産子のソウルおやつと言っていいでしょう。いももちをご紹介します。

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いももちです。

作り方は、こうです。

👉じゃがいもを茹でるか、水でぬらしてラップしてチンして柔らかくして、皮をむいてまんべんなくつぶします。マッシャーがあるとあっという間です。

👉片栗粉を混ぜます。いもはくっついて成形しやすくなります。これが生地です。

👉ハンバーグ型に成形して、油を引いたフライパンで焼き、砂糖1対醤油1のたれで仕上げるという昔ながらの焼き方もおいしいのですが!

バター入れましょうか。

👉生地にバターをひとかけ入れます。入れすぎるとまとまらなくなるので、香りを入れるイメージです。

そして、バターで焼いて、砂糖醤油で仕上げます。
写真は、バターで焼いたいももちに、クリチ+パルミジャーノ+牛乳のソースをかけたもの。グリーンピースを入れました。

その昔、じゃがいもの茹で汁にはじゃがいもの味がうつっているから、ぜったいに無駄にしなかったという話を聞いてからというもの、食べる時にはいつも、そのことを思い出します。

北海道の民の、いのちを繋げてきた作物はいま、55種類もあるらしい。料理の目的に合わせて使ってみると楽しいです。今日のおやつには、粉系(ほくほく系)のきたあかりや男爵がいいと思います。

大好きな、熟成じゃがいもの村上農場さんのじゃがいもページはこちらです。

北海道のじゃがいもを、どうぞ楽しんでくださいね。







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