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ナポリのマンマの「イカのシーフード詰め」の作り方を思いっきり日本バージョンにしてみた話

そのひとは青い縁のメガネをかけていて、赤い口紅が似合ってよく笑う、チャーミングなマンマでした。
得意料理だと言って、トマトソースで煮るイカの詰め物を教えてくれたの。
赤いソースの中で細い円錐形に伸びたイカの姿はなんとなくユーモラスで、食べたら美味しくて笑顔になる料理で、その人の歌うような声を思い出すのでした。
中に詰めるアサリやエビは、えいやっ!と生で用意して、殻を外して作るごちそう。以前はよく作ったけれど、いつの間にか、たまーに作る料理になり。
手間をできるだけかけずに作れる料理が年々、心地よくなってきてね。

そんな今なら、みんなにどう伝えるかなぁと考えたら、こうなりました。
イカは生ですが、詰めものはフレッシュなアサリやエビでなく、冷凍シーフードを使います。
トマトソースを作る代わりに、トマトジュースとミニトマトを使い、味を底上げする昆布ちゃんに登場してもらいます。
そして、白いごはんのおかずにしようと、お醤油で仕上げることにしたのです。
あら、あら、あら。
イタリアーンでニッポーンな、オリジナルとはちょっと別の料理になったけれど、気軽に挑戦できるから、みんなにご紹介します。
ちょっと時間があって、新しい味を楽しみたいお休みの日にどうでしょう?

それでは作っていきましょう!

ひとりから二人分の材料です

ヤリイカ小2杯(2杯で160g~200g。ヤリイカでなくてもイカならOKです)、冷凍シーフード100g、ミニトマト6個、オリーブオイル大さじ1、
塩・コショウ少々、ワイン大さじ1、パン粉 大さじ1、
乾燥バジル小さじ1/4と仕上げ分少し
※トマトジュース100㎖、水50㎖、昆布1×5㎝
仕上げに醤油小さじ1/2  
大さじはカレースプーン、小さじはティースプーンがめやすですよ~。

👉ミニトマトは縦半分に切り、昆布は水50㎖につけておきまーす。
👉ヤリイカは胴から足とわたを引き抜き、軟骨を除く。目と周りを
切り落とし、足は小さく切ってね。シーフードと合わせて詰め物にするよ。

👉詰め物を作ります。
シーフードは冷凍のまま、オリーブオイル小さじ2、塩・コショウ、バジルと全部いっしょにフライパンに入れて中弱火にかける。じわじわと溶けてくるよ!!
👉シーフードの水分がなくなってきたらワインを入れアルコールを飛ばす!
👉そこに、イカの足とトマト3個分を入れて、トマトをつぶしながら
加熱します。
👉水分がほぼなくなったらパン粉を入れて混ぜます。しっとりした詰め物ができました!
これの粗熱が取れたらイカに詰め、口を楊枝で止めてね。ティースプーンか、計量スプーンの小さじを使うとやりやすいです。
ここが仕事の山場ですよー。おつかれさまー!

👉詰め物を作ったフライパンにトマトジュースと昆布入りの水、残りのトマト、イカを入れて中強火にかけ、汁がソース状になるまで煮ます。
もう一息!

👉醤油を入れて混ぜ、バジルで仕上げて出来上がり~。

さぁ、食べよう!!
白ワインにも、日本酒にも。白いごはんのおかずにも!
ボナペティ―ト!!


今朝のさっぽろ。いーいお天気です!


北海道新聞くらし欄に掲載されたレシピをがっつりリライトしました。


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