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なばなのオイル蒸し煮のこと。

北海道の春を告げる野菜といえば。

雪掘りにんじん!

春掘りながいも!

越冬じゃがいも!

そして、なばな!!

今日は、なばなをオイル蒸し煮にしました。

イタリアで覚えてから、とりあえずの野菜料理としても、野菜の下拵えとしても愛用している蒸し煮。オイルを使うからオイル蒸し煮と書きますね。

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今日のなばなは、越冬なばなです。

買ったお店のすぎはらさんによると、このなばなは昨年の9月に植えられて越冬し、2月にハウスをかけられて4月に収穫されたもの。半年以上かかって収穫されるのに、たった2週間しか楽しめないそう。 

ならば食べねば!

その野菜の味がよーくわかるオイル蒸し煮で!!

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茎をハサミで割ります。ギザギザの断面に、油、水分とうまみが入ります。

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うまみ、といえば昆布の出番です。

自然の優しいうまみで、全体の味をそっと、でもしっかり底上げします。昆布を使っていると気づかせない忍者みたいなやつです。

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フライパンにオリーブオイル大さじ1と水大さじ3と昆布を入れました。

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その上になばなを置いて蓋をして強火にかけます。3分ほどで水がなくなります。

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柔らかくなりました!日本のおひたしはさっと茹でですが、イタリアの野菜の加熱はしっかり柔らかくなるまでが定番です。

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パラパラと塩を振っても良いのですが、振らなくてもなばなの味をしっかり味わえました。昆布のうまみで減塩効果です。

甘さと苦さのバランスがお見事。ほのかに八角みたいなスパイシーさも感じます。

あっというまに食べてしまいました。

生産者は、三笠の野見山さん。夏のオクラも心憎い美味しさで、わたしはファンなのです。

2週間のうちに何度食べるでしょうか😁。

少しのにんにくと乾燥唐辛子を入れてナバナをはさみで一口大の長さに切って作ったら、すぐさまパスタソースになります。味の補強はアンチョビかナンプラーで。

ところで、ナバナ、ナバナと言っていると、バナナになりませんか?
わたしは、なります。

にんじんやビーツはこちらをどうぞ。
野菜のオイル蒸し煮、どうぞお試しあれ~!!




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