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北海道の旅 2021年冬 5日目

起床。昨晩に比べ風はかなり収まった。気温は0℃前後だが、風があるとものすごく寒い。

数台のトラックも夜を明かしている。

車で5分ほどのセイコマで朝食を買い出し、道の駅みついしへ戻る。カップ味噌汁100円よりもカップそば99円の方が安い事に気づいた。

みついし昆布温泉 蔵三では5:00より朝風呂営業も行っており、入口を覗いてみると強風で露天風呂閉鎖の案内が無くなっている。風で身体も冷え切っているし、これはリベンジするしかない。

太平洋を望む露天風呂だ。ずっと入って居られる。

しばらく湯上がり処でくつろぐ。オルゴールBGMが流れる館内は大好きだ。

襟裳岬へ

国道235号を東へ進む。朝日がまぶしい。浦河の町を過ぎ、国道336号へ入る。

様似の町を抜けると、アポイ岳が見えてきた。

道道34号へ入ると、だんだんさいはて感が出てくる。

道の両側が海になってきた。もうすぐ襟裳岬だ。

襟裳岬

朝という事もあるが、駐車場には誰もいない。そして凄まじい風だ。素面でも千鳥足になってしまう。

襟裳岬灯台。

このさいはて感がたまらない。

北海道の背骨が海に没している。「襟裳」の語源はアイヌ語で「突き出たところ」を意味する「エンルム」のようだ。これを「襟裳」と書いた和人の強引さには脱帽である。いちばんの脱帽は「オペレケレペプ」を「帯広」とした強引さである。「オペレケレ…うーん、帯広でいいよね!うん、いいじゃん、帯広!カッコイイカッコイイ」とはしゃぐ、明治役人の姿が目に浮かぶ。

先帝陛下の御製歌碑だ。陛下がいらっしゃった時も、風が強かったのであろう。

振り返ると、北海道の雄大な折り返し地点を感じる。

冬季休業の売店。独占状態なのにTVに紹介された事をアピールする理由は、何なのであろうか。

えりもの冬は 何もない冬です。

黄金道路

百人浜を過ぎ、国道336号へ戻る。

いわゆる黄金道路に入る。断崖絶壁に道を通すために多大な費用が必要になった事が理由だ。2006年のカーナビが混乱するほど、ところどころ新しいトンネルでショートカットされており、昔に比べずいぶん走りやすくなっている。いまだに黄金が遣われているようである。

広尾の町を抜け国道236号へ入ると、十勝晴れとなった。まだ晩秋の気配を感じる。

道の駅コスモール大樹

スーパー・コープさっぽろと繋がっている道の駅である。地元の方の車がひっきりなしに入ってくる。

ホリエモンがらみで有名になっただけあり、宇宙で推している。

道の駅忠類

温泉ホテル・パークゴルフ場・キャンプ場(しかも無料)が一体になった道の駅である。ここは私的にはかなり上位ランクの道の駅である。何度かキャンプで滞在した事もある。

昔の道の駅施設。いまは農産物直売所になっている。

ナウマン温泉ホテル アルコ236

HOで無料入浴対象であるため入湯する。ありがたい事に一番風呂だ。


レストランの夜限定メニュー・晩酌セットが良さそう。いつかまたここをキャンプ地としよう。

道の駅さらべつ

国道236号から道道238号へ入る。この道は帯広空港へつながる道であり、十勝を一番体感できる道である。

売店・レストランがある昔ながらの道の駅。好きな道の駅のひとつだ。

道の駅なかさつない

再び国道236号へ戻る。十勝晴れにも程がある。

センターハウスには今風のオシャレなレストランがある。

開拓記念館も併設されている。

直販所は冬季休業だが、玉子の自動販売機がある。

カレーショップ インデアン

帯広といえば豚丼だが、私はインデアンである。

インデアンカツ大盛を選択する。この濃厚さ、たまらない。

道の駅ガーデンスパ十勝川温泉

昨年出来た道の駅。今日は休業日である。オシャレ系レストランとスパがありお高いので、どちみち関心はない。

道の駅おとふけ

町中タイプの道の駅である。あまり来る機会はなかったが、おそらく十勝の道の駅でも、かなり古い方なのではないか。

と思っていたら、やはり来春に移転するようだ。

またオシャレでお高い系の道の駅になってしまうのは、実に残念である。

十勝牧場の白樺並木

ザ・十勝である。

道の駅しかおい

町中タイプの道の駅である。

昔ここに私的ナンバーワンの、チーズソフトクリームがあったが、いつからかジェラートに変わってしまった。

道の駅うりまく

乗馬体験もできる道の駅だ。

道の駅ピア21しほろ

これも移転してオシャレお高い系になってしまった道の駅である。

道の駅しほろ温泉・プラザ緑風

空もいい色になって来た。そろそろ今宵のキャンプ地へ向かおう。

ここをキャンプ地とする。

その名のとおり、温泉ホテル「プラザ緑風」が主施設となっている。HOで無料入浴する。すべての浴槽がかけ流しのモール泉だが、もったいないことに温度調整のため加水している。小浴槽のみ加水なしだが、45,6℃と熱い。ただモール泉のため肌はそんなにチクチクしない。素晴らしい湯だ。

湯上がり処でまったりする。

さて、そろそろ夕餉へと館内レストランへ向かう。ここで誤算が。夕食時間のレストランは宿泊者限定とのこと。仕方なく軽食コーナーへ戻り、クラシック生と五目チャーハン、おつまみ餃子・ゴボウを選択。

先に炒飯が到着。うーん、冷凍だなあ。

炒飯と生中を平らげて20分ほどしてもおつまみ餃子・ゴボウが来ない。忘れてるのかな?返金してもらって出ようかと思い、聞くといま作ってるとの事。

自販機で生搾り缶を追加し、さらに10分ほど待つと「すみませんお待たせしました。よければアイスもどうぞ」との事。明らかに忘れてたようである。サービスは有難いが、餃子・ゴボウと生搾りを平らげるまでには、アイスは溶けてしまうよな… 仕方ない、生搾り飲了前にアイス平らげるか、出来なくはない。
揚げ餃子→揚げゴボウ→ソフトクリーム→発泡酒は、胃腸が強い私でも流石に厳しいものがあった。最後は実に誤算であった。

十勝は道の駅密集地帯である。今日だけで10駅も訪問、というよりもパトロールした。我が事ながら道の駅と温泉が好きな子であると思う。

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