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ネットの進化とマスコミの末路…集合知としての情報伝達構造とは

新聞の衰退はインターネットが原因?

マスコミの中でもオールドメディアの代表格は新聞ですが、昨今の部数激減にさらされていることからも、当たり前だと思っている人がほとんどでしょうが、少し掘り下げて考察してみました。

サステナブルではない

私は、日本だけが標榜するSDGsやサステナブル*1 という標語が偽善に満ちていてあまり好きではないのだが、そもそも、昨今の偏向報道もさることながら、特に新聞は情報を得るのに多量の紙と物流を使うマスコミが好きなサステナブルに反します。

インターネットの普及はこの2つの問題を解決できます。 物流に頼らないのでタイムラグも小さいです。

Google トレンドで、SDGsを調べてみた(記事の末尾にエビデンスがあります)ら日本だけが騒いでいることがわかります。 同じような標語にDXがあります。 おそらく、ネットスラングではないですが、公金チューチューみたいな新たな利権、ブラック企業とまでは行かなくともそれに近い経営者に便利な思惑が絡んでいるのでしょうね。

記事は記者の眼を通した情報

新聞やテレビに代表されるマスコミと違い、インターネットはコミュニケーションが基本的に双方向であり、世論と言うそれまで記者しか感じ取って表現することしかできなかった情報を顕在化する仕組みでもあります。

ですから、インターネットでは「ニュースの価値は、情報発信者が決めるのではなく、受け取り者が決める。」と言う経済原理も働きます。

もちろん、大衆が意思を示す情報発信者自身になることもできます。
つまり、インターネットのように、双方向の情報インフラが整備されると、社会におけるコミュニケーション自体が変容してきます。

マスコミのような一方向の情報発信は衰退します。 新聞の衰退はその一過程に過ぎません。

マスコミは、ツリー構造のようなヒエラルキーで構成されていますが、インターネットは双方向が複雑に絡み合ったネットワーク構造です。

知性を産む脳細胞が情報のネットワーク構造を持つことから、どちらが、コミュニケーションが進化した社会になり得るかは、容易に想像がつくと思います。

ネットワーク上に知性形成するための学習と淘汰における仕組み

情報伝達手段の進化

私は、物理的インフラとして考えたとき、新聞やテレビなどのオールドメディアに比べると、インターネットは双方向性が遥かに高いと思います。

とは言っても、インターネットに於いて、ただ単に、特定個人に電子メールを送ったり、SNSにコメントしただけでは、いくら双方向だと言っても、まったく読まれなければネットワークの学習に寄与しませんので、無いのと等しいです。 

しかし、紙によるメールは電子メールに淘汰されてきています。

ですから、近い将来、フィードバックに限られた伝達手段しか持たないオールドメディアは、機能を制限したインターネット上のニューメディア(情報伝達手段)としてしか、生き残れないと思います。 

双方向性のある情報インフラの高速化が与えるフィードバックよる学習の影響

しかし、ネットワーク上のニューメディアとしての考え方は、たとえばSNSで、特定個人であるトランプ前大統へコメントした時に、彼が直接読むかどうかを拘るのではなく、彼が影響を与える周辺ノード、或いは彼に影響を与える周辺ノードにどの程度、フィードバックをかけられるかどうかです。

もちろん、現状のSNSの仕組み・運用では、国家間の思惑、法的な問題もあるでしょうが、高速通信・通信技術の進歩は思っているより早く来て、いやおうなしに自然淘汰(学習)が始まると思います。 

これは、物理的にインターネットが繋がっておれば、情報の伝達はネットワーク全体に、ほぼ瞬時に双方向で行うことができるからです。

いわゆる、バズりや炎上は高速ネットワーク上に生じる漣(さざなみ)のような現象と見ることができます。

知性形成の仕組みと集合知

この情報伝達による学習は、ネットワーク自身の進化でもあるわけで、正にAIにおけるニューラルネットワークが持つ学習そのものです。 その目的においても知性が形成される機械学習におけるディープラーニングの仕組みと同じです。

私は、コミュニケーション進化における社会全体で集合知と呼ばれるものがあるとするとそのようなものになると思います。 そのときのネットワークが、「かつてインターネットと呼ばれていたもの」になるやも知れません。

…なんだか、SFぽくなってきてしまいました。

AIにおける新しい学習手法と新しいネットワークサービス

知性を形成する過程において、ディープラーニングにおける学習のテクニックは、様々なものがまだ考案されていますが、それはインターネットにおけるSNSの仕組みに似たところがあります。 

もう少し拡大解釈すると、今後、AIにおける新しい学習手法の考案と同じように、インターネットの高速化、生活への浸透が進むにつれ、集合知としての機能するよう新しいネットワークサービスが考案されると思います。

両方ともネットワーク上の知性形成するための学習と淘汰に関わる重要な仕組みです。

オールドメディアの末路

特に、最初からフィードバックによる学習するための神経がほとんど切れている偏向したオールドメディアは、上記の新しいネットワークサービスに吸収され、従来の形態は滅びるしか学習効果がないと思います。


参考

SDGsが流行っているのは日本だけ

SDGsが本当に日本だけ流行っているのか、Google trends で調べて見たら。
日本 100, ルワンダ 51, ジンバブエ 26, ....
.. となり、G7で出てきたのは 26位イギリス 2, ... でした。
どうやら、日本だけ流行っているのは、本当らしい。

DX も、日本がダントツの一位、日本 100, プエルトリコ 28,  インド 25, ... と二位以下を大幅に引き離し、6位 にイギリス が入るが、23と 1/5未満、言い出しっぺ?であるアメリカでさえ 10位 の17

偶像崇拝というか、アルファベット数文字のかけ声や標語をお題目のように唱えるのが好きな、日本の政府・団体トップ・企業の経営陣が、目に浮かびます。 お札を作れば売れるかも知れません。

私は、これらについて、呪文を唱えているだけで、本当のことが分っていないのでは、前々から思っていました。 本質が分っておれば、軽々しく、SDGs や DX を勧めようなんて言えないと思います。

SDGsをGoogle trendsで検索した結果 2023年1月27日調べ

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