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【2−5限目】地震保険を1分で知る

火災保険では、地震・津波・噴火で保険金が支払われない。

というのも、とんでもない損害額に及ぶような大地震は数十年に1度やから、大数の法則が通用しない。
つまり、火災保険で支払おうと思ったら、大地震が起きた年は損害保険会社が破綻してしまうよね。
海外の再保険会社も、地震大国日本の地震リスクはさすがに受けたくない・・・

かといって、「地震の被災は自分でなんとかしろ」ってのは酷やから、
1964年の新潟地震を受けて、当時の田中角栄大蔵大臣ががんばってくれた。
損害保険会社が契約した保険を、国が再保険を受ける形で、1966年に「地震保険」ができた。

地震保険の特徴は、、、

①火災保険とセットで加入する

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②補償の金額は小さい

地震保険の保険金額は「火災保険の30~50%の範囲内」、かつ上限が「建物5,000万円」「家財1,000万円」って決まってるよ。

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あと、保険金の支払われ方もざっくりしてる。
保険会社は多くの被災者に素早く保険金を支払わないといけないから、細かく被害金額を調査する時間がない。
地震保険は家を建て直すことが目的じゃなくて、「生活を立て直すための一時的な費用」という考え方やで。



③契約期間は1~5年

火災保険を6年以上の長期契約にしている場合、地震保険だけ更新の手続きが必要やで。

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④どの保険会社で加入しても保険料は一緒

損害保険会社と国が共同で運営してるから、保険料は国が決めている。
所在地(都道府県)」と「建物の構造(耐火・非耐火)」によって、保険料は変わるで
そこからさらに、耐震性能とか、建築年月(昭和56年6月以降)によって、最大で50%の割引が効くで。

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このへんで終わり~

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【2−6限目】もらい火事で「弁償しろ!」は通用しない!?
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