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訪問看護は、サービス業??
訪問看護はサービス業でしょうか?
医療はサービス業でしょうか?
この辺り色々ご意見あるところだと思います。
正確に答えることは大変難しいです。
それを分かったうえで、私なりの考えを少し記載させて頂きたいと思います。
そもそも医療の最終目的はなんでしょうか?
医療の最終目的は、日医ニュース 第925号(平成12年3月20日)によると
「医療の目的は,患者の治療と,人びとの健康の維持もしくは増進(病気の予防を含む)とされる.」となっています。
患者の治療が目的ですね。
となると、サービス業とは違う気がします。
ではサービス業の定義は??
下記のサイトによると
サービス業とは「顧客の要望に応えてサービスを提供し、対価を得る仕事」
と記載があります。
てことは医療は、治してほしいという患者様の希望に応え、対価をいただくので、サービスになると思います。
ただ、病院などを運営する医療法人は、
医療法では営利目的の病院、診療所の開設を許可しないこととしています(7条項)。このため医療法人も営利を目的としないよう、「医療法人は、剰余金の配当をしてはならない」
と記載があります。
医療法人は、非営利性でなくてはいけせん。
この辺りが医療がサービス業とは違うと感じる点ではないでしょうか?
しかし、訪問看護ステーションはどうでしょうか?
実は訪問看護ステーションは、健康保険でサービスを受けることが出来るのに、営利法人でも運営できます。
また、ややこしいことに営利法人なのに医療機関コードがもらえます。
訪問看護ステーションは、母体によって営利目的で運営もできる場合もありますし、非営利性を担保しないといけない場合もあるということです。
そのため、営利法人(株式会社等)が運営する訪問看護ステーションは、サービス業となるのではないでしょうか?
では、医療法人が運営する訪問看護ステーションは、サービス業ではないか?というとそうでもないと思います。
医療法人は、非営利性であるべきだと謳っているだけで、稼いではいけないわけではありません。
むしろ最低黒字は確保しないといけません。
資本主義の世の中では、ある程度稼ぐ必要はあります。
そのため、同地域の営利法人の訪問看護ステーションがサービスの質を上げれば、医療法人が運営する訪問看護ステーションもサービスの質を向上させなければいけません。
と考えたときに、
訪問看護ステーションは、サービス業といっても過言はないのではないでしょうか。
一つの考え方として、ご提案したいと思います。
※訪問看護には、指定訪問看護ステーションとみなし訪問看護の二種類が存在しますが、ここではややこしくなるので指定訪問看護ステーションに限って話をしています。
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