【時事ネタ】The Economist女性の働きやすさ調査
イギリスの経済紙The Economistが、OECD加盟国での女性の働きやすさに関するランキングを発表しました。
Economistの元の記事は↓
日本のニュースサイトの要約記事は↓
この手の調査で日本が最下位付近を占めるのは既に年中行事のようになってしまっていますが、どの指標が足を引っ張っているのか、元の記事を見てみました。
調査指標
①教育 ▲ 24/29位(男性比+2.4%)
②労働力率 ▲ 24/29位(男性比-14.3%)
③賃金 × 27/29位(男性比-24.5%)
④子育てコスト × 25/29位
⑤女性育休週数 ○ 9/29位
⑥男性育休週数 ○ 1/29位
⑦GMAT受験者比率 × 27/29位(25.1%)
⑧女性管理者比率 × 29/29位(13.3%)
⑨女性経営者比率 × 27/29位(12.6%)
⑩女性議員比率 × 29/29位(9.7%)
「ガラスの天井」と名付けられたこの指標から見えるのは、男性より高い比率で高等教育を受けているにも関わらず、企業の管理職や議会には女性の比率が低いという日本の現状です。
ガラスの天井は透明で見えにくく、存在しないかのように感じられ、こうした結果は「自己責任」として語られます。
私たちが、育休復帰に当たって降格を受け入れるとき。
またはフルタイムではない仕事を選ぶとき。
または家庭に入ることに決めたとき。
子どもの体調不良で当然のように自分が早退して迎えに行き、治るまで休んで看病するとき。
またその事で職場で後ろめたい思いをするとき。
全て「自分で選んだ道」だと自分に言い聞かせるしかありません。
女性として、娘を持つ親として、また保育者として、今見えている社会の中には少なくとも先進国としては顕著な偏りが確実にあることを忘れずに情報に接していきたいと感じました。
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