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絶対知っておきたい保育士の退職金!支給される金額や支給される時期は?

保育士として働く皆さんこんにちは!
元保育士のゆうこ先生です。

今回は気になる、保育士の退職金についてご紹介します!
「退職金のために転職するのをためらっている」
「頑張って定年まで保育士続けたら退職金ってどのくらいもらえるの?」
そんな疑問に対してお答えしていこうと思います!
ぜひ興味のある方は参考にしてみてくださいね。

保育士の退職金、一体いくらくらい貰えるの?

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まず、退職金についてご紹介したいと思います。
退職金とは、仕事を辞めた時にもらえるお金で、基本的には正社員(正職員)として働いていた方が支給されます。
しかし正社員・正職員なら絶対に退職金がもらえるというわけではないので注意が必要です。
退職金を支給しなくても違法というわけではないんです。
なのでご自身の就業規則や雇用契約内容を今一度確認してみることをおすすめします。

それでは早速、保育士の退職金について調べていきましょう!

★公立保育士の場合の退職金

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公立保育士は地方公務員になりますので、正社員・正職員として働いている場合は退職金が支給されます。
ちなみに対象は勤務1年以上です。

また、具体的に公立保育士は退職金をいくら支給されるのか?というのを以下のサイトで紹介しているので引用致します。

公立保育園の保育士の場合は、支給される勤務年数同様に、条例によっていくら支給されるのか決まっています。基本となる退職日直前の給与月額に対し、勤務年数や退職理由によって定められる率をかけて計算されます。
総務省が発表した「地方公務員 給与・定員等の調査結果等 給与等の比較(退職手当の支給状況 市区町村より)※エクセルファイル」によると、調査対象となった1,550市区町村の保育士を含む、一般職員の全退職者平均支給額は約1,800万円。60歳定年での退職手当の平均支給額が約2300万円です。
公務員はさまざまな面で待遇が良いことや、勤務年数に応じて給与も退職金額も上がっていくことから、長く勤める人が多い傾向にあります。


★私立保育士の場合の退職金

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公立保育士と違って、私立保育士は「就業規則に退職金についての定めがあるか」によって変わってきます。
保育園の考えや経営方針によって各園で違いますので就業規則や雇用契約内容を確認し、退職金の支給があるかをチェックしてみてくださいね。

勤務先の私立保育園が、福祉医療機構の「退職手当共済制度」に加入して退職金を支給するケースであった場合、1年以上勤務した保育士には退職金は支給されます。
保育園が独自に支給する場合は、一般企業でも多い「3年以上」を対象とするケースもあるので注意が必要です。


また、具体的に私立保育士は退職金をいくら支給されるのか?というのを以下のサイトで紹介しているので引用致します。


社会福祉法人運営の私立保育園の多くでは、福祉医療機構の退職手当共済事業に加入しています。保育園が退職手当共済に加入している場合、退職する際には勤続年数に応じた退職金を受け取ることが可能です。
福祉医療機構の公式サイトには、退職手当金計算シミュレーションのページがあります。下記は、いくつかのケースを実際にシミュレートし、私立保育園の退職金を算出したものです。
例1)勤続年数10年・退職前6ヵ月の平均本俸月額20万円・普通退職の場合...1,425,000円
例2)勤続年数15年・退職前6ヵ月の平均本俸月額30万円・普通退職の場合...3,720,000円
(参考:WAM 独立行政法人福祉医療機構「退職手当金計算シミュレーション(平成28年度制度改正対応)」

退職手当金シミュレーションは一般に公開されているため、自分でも簡単に計算することができます。ただし、あくまで一定条件の下での計算です。実際の退職金とは異なる可能性もあるため、その点については注意してください。

今回は主に公立保育士・私立保育士の退職金についてご紹介しましたが、こちらのサイトでは株式会社運営の保育園、福祉医療機構加入の場合の保育園の退職金についても記載がありましたので引用してみました。

株式会社園の場合
お勤めの園が株式会社園の場合は、退職金の額も各園で定められているので、それぞれの園での就業規則の確認が必要です。
福祉医療機構加入の場合
福祉医療機構に加入している園の保育士さんは、こちらのシミュレーションページで退職金の額を仮計算することができます。


以下のサイトでも保育士の退職金シュミレーターについて詳しく掲載されていますので、自身の退職金がいくらなのかしりたい!という方は参考にしてみてくださいね。

保育士の退職金、いつ支給されるの?

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それでは、保育士を退職した際に、いつ退職金が支払われるのか?ということも調べてみました。
退職金を次の転職先の保育園のお給料までの生活費にも充てたいので早めに支給してほしい…という方も多いと思います。
基本的に公立保育士の退職金の支給は翌月、私立保育士の退職金の支給は平均して2ヶ月後とのことです。

公立保育園の保育士(公務員)の場合、3月の年度末に退職した場合は翌月の4月中に振り込まれることが多いそうです。それ以外の月に中途退職した場合には、翌々月までずれ込むこともあるかも知れません。
一方、私立保育園の多くが加入する独立行政法人・福祉医療機構の退職金共済事業のよくある質問を見てみると、退職手当請求書が福祉医療機構に届いてから2ヶ月後が目安となるそうです。
こちらも、きちんと事前に園に確認しておきたいところです。

保育士の退職金をもらう際の流れ

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一般的な企業や保育園での退職金の手続きについて解説します。
こちらも保育園が加入している組合や運営母体によって差がありますので注意が必要です。


▼退職金共済に加入している場合(社会福祉法人など)
社会福祉法人が運営する保育園に勤めている場合、退職金共済組合に加入している可能性があり、所定の手続きが必要な場合があります。以下に代表的な手続き例を解説します。
1.申請する
事業所が加入する退職金共済の規定に従って申請書を提出します。
この時、住民票やマイナンバーなどの本人確認書類の提出が必要になります。
2.受理・計算
退職金をもらう本人が申請書を提出後、事業所が本人の退職届を共済組合に提出。本人確認や退職理由などを確認し、退職金の額が計算されます。
3.税務署への申告
税務署へ退職金受け取りの申告をしておくと、受け取りに際して税金が源泉徴収されるため手続きが楽になります。退職金には一般的にかかる所得税に軽減措置があるため、この手続きをしておくことで確定申告をする必要がなく、税金を差し引いた分をそのまま受け取ることができます。
4.受給
本人の口座に退職金が振り込まれ、退職金の支給が完了します。
こうした一連の流れには1か月ほどかかり、退職金の受け取り時期は退職金の請求をしてから約1か月後と考えるといいでしょう。
▼企業独自の退職金(株式会社など)
株式会社などが運営している保育園の場合は、最後の給与と合算や退職後数カ月後の振込みとなるなど、ケースは会社によって異なるようです。お勤めの園に退職金制度がある場合は、いつ・どうやって支払われるのか、退職前によく確認しておきましょう。


保育士の退職金についてご紹介してみました。

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いかがでしたでしょうか?
「あれ、思ったよりもらえない…」ということがないように、ぜひ退職金に関してはしっかり確認しておくことをおすすめします。
また退職金の支給がない保育園にお勤めの方は、これを機に退職金の支給のある保育園に転職するのもいいと思います。
老後の生活の足しになると思うと心強いですよね。
せっかく保育士として同じように働くなら、退職金はもらえるに越したことはありません!

退職金の出る保育園に転職するなら保育ひろばにお任せ★

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

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