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先輩の前で見せた手遊びから得た経験(嫌な記憶)

どうも!保育士園長まゆあです。


久々のnote更新です。
いつもご覧いただいているみなさま、ありがとうございます。


今回は先日更新したブログの記事「楽しむことがカギ!手遊びがこどもに与える3つの良い影響とは」(https://sbs-step-by-step.com/hand-play/)のちょっとした裏話を書いていきます。
(良かったら初めにブログを見ていただけると嬉しいです。)


ブログにも少し書いていますが、新人の頃に手遊びを先輩に披露する機会がありました。


その時にすごく嫌な思いをしたんですね。


その時の状況と、なぜそれが嫌な記憶になっているのか、そして、先輩、上司としてどうあるべきなのかを私の考えとして書いていきたいと思います。

先輩に披露した「いっぴきの野ねずみ」

私が保育士1年目の頃のお話です。


当時、新人保育士として毎日辞めたいなと思いながらも、どうにか頑張っていましたのですが、私は他の同期より何事も任せてもらえるのが遅く、ダメダメな保育士でした。


新人の時のエピソードはこちら↓

3か月くらい経った頃でしょうか、当時勤務していた園はこどもたちがほとんど降園してから職員会議を行うスタイルで、始まるまで保育室などで時間をつぶしていたんですね。


そしたらある先輩が「手遊びやって見せてよ」いうので、見せる事になりました。


ちょうど保護者参加の行事が行われる前ということもあり、練習の意味を込めて場を作ってくれたのです。

壁際に私、そして先輩が4、5人、近い距離ではなかったにせよ保護者役として見てくれることに。


それが個人的には「圧迫面接」のように感じたんですよね(笑)

自信のない、ダメダメな私がそこで元気よくできるはずもなく、グダグダな感じでいっぴきの野ねずみを披露しました。


テンポは一定、リズムも抑揚もうまくなく、誰が見ても「・・・」となる様な手遊びになってしまいました。

できなかった経験が「嫌な記憶」に

グダグダだった手遊びを終え、ただでさえ「失敗した、恥ずかしい!」と思っていたところに当然のように浴びせられる先輩からのダメ出し。


もちろん、先輩としては嫌がらせをしようとか、いじめてやろうとかそんな気は全くなかったと思います。
ただ、私としては毎日辞めたいと思っていたころに、先輩の前で手遊びをさせられ、さらにダメ出しをされるという…


これが嫌な記憶にならないで何になる!といった感じですね。


いまだに記憶に残っているくらいなので、自分の中の嫌な記憶としては上位の方にきます。


「できなかった」という事実、そして先輩からの「ダメ出し」。
嫌な記憶になるだけの理由はそろっていますね。

できごとから得た経験と上司観

この手遊び事件(と勝手に呼んでます)からは、


・新人が嫌に思う事はしない
(ハラスメントになりかねない)
・ダメ出しだけではなく、改善点も伝える
(保育者の技術向上)
・気持ちのフォローをする

上記の事を経験として知る事ができました。


上司、先輩となった今、ハラスメントの境目がとても難しいなと感じる所があります。
それを気にせずに指導してしまうことは今の時代NGです。何を言われるかわかりませんからね。
ハラスメントは自身ではなくて、「相手がどう思ったか」ですからね。


ですが、だからといって甘やかすのも違います。
なんでも「良いよ、良いよ」としていては成長もないですし、本人にとって大きな落とし穴が待っている事もありますからね。


今の若い世代の方に対しては「伴走するイメージ」で指導や研修を行うと良いと学びました。確かに、昔みたいに背中を見せられても、経験がまるで違うのでその人が意図することなどを把握するのは難しいです。
(関連記事 「新人保育者・新入職員に分かりやすく伝えられる研修の行い方」→https://sbs-step-by-step.com/training/


先輩、上司として、新人職員になるべく寄り添ってあげること、見守ること、一緒に学ぶこと。
この手遊びの件であれば、先輩も一緒にやってみるとか、良い点と悪かった点の両方を伝えるとかそういった対応が必要ではないでしょうか。

少なくとも、新人保育者さんが嫌な気持ちになることは避けられると思います。


この件は私の中での先輩観、上司観を作り上げるひとつの出来事となりました。(もちろんこれだけではないですが)

嫌な気持ちは反面教師に

結局これだと思うんですよね。


嫌だなと思った事は人にしない、相手を思いやれるような人間になる。
当たり前かもしれませんが、当たり前のことができないで周りの人を知らぬうちに苦しめることだってありますからね。


自分の身に降りかかってきた嫌な事はしない。したらその人と同じになる。


この気持ちをいつまでも忘れずにこれからも過ごしたいなと思います。
それではまた次回。

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