マガジンのカバー画像

ストーリーで読むファシリテーション 保育リーダーの挑戦

42
ファシリテーションに出会って保育リーダーが変わり、保育が変わるプロセスを、ストーリーを通して理解できます。ファシリテーションについての解説あります。 (出版の相談大歓迎!!) …
運営しているクリエイター

#小説

【第39話】リーダーが変わると職員が変わる③

さて、二人のリーダーとの話し合いでは、職員同士の対話の機会を増やそうということになった。…

【第38話】リーダーが変わると職員が変わる②

それからしばらく順子は、栗田と話をした。栗田と話をしていると、不思議と自分が経験してきた…

第4幕【第37話】リーダーが変わると職員が変わる①

油井園長と栗田の面談は、順子が予想していた以上に長時間になった。何とか時間をやりくりして…

第3幕【第25〜36話】 解説

第30話から「幻想の中で生きる」というタイトルにしました。 主人公の順子は、乳児・幼児リー…

【第35話】油井園長の葛藤③

それから油井は、これまで順子とともに取り組んできた様々な取り組みを話した。とにかく職員が…

【第34話】油井園長の葛藤②

さて、初回の研修後、ファシリテーター協会の栗田から電話があった。 どうやら栗田は大学で授…

【第33話】油井園長の葛藤①

油井益代(あぶらいますよ)は、長年保育現場で多くの子どもと関わってきた。そのため、管理職である園長という立場でありながら、常日頃から各クラスに入って子どもたちと関わっていた。 やはり自分は子どもと関わっている時が一番楽しい、と油井は感じていた。 保育者を志したのがいつだったのか、あまり明確ではない。 益代の実家は農家で、繁忙期には地域の子どもたちを集めた季節保育所に預けられていた。益代は一人っ子だったので、保育所で友達と遊んだり、自分より幼い子どもの面倒を見るのが好きだっ

【第32話】幻想の中で生きる③

子どもの理解において順子が大切にしていることは、複数の推測をすることだ。つまり、「ああか…

【第31話】幻想の中で生きる②

自分が感じていることと現実には乖離があるのかもしれない、と順子は考えるようになっていた。…

【第30話】幻想の中で生きる①

二人のリーダーから、「リーダー会議」への提案に対してあまりにもあっけなく同意が得られ、順…

【第29話】リーダーへのヒアリング⑤

飛田が声をかけたことで、子どもたちの注目が一斉に夏子に集まった。なかなか話し出さない夏子…

【第27話】リーダーへのヒアリング③

その日の午後、おやつを食べ終わった5歳児は、園庭に出て遊んでいた。 さくら保育園の園庭に…

第3幕【第25話】リーダーへのヒアリング①

順子は、天真爛漫で失敗を恐れない子どもであったが、大人になるまでに様々な経験を重ねたこと…

【第24話】ファシリテーションとは

「栗田さん、少しよろしいですか?」 「どうしました?」 園の門を出て帰ろうとする栗田を、順子は呼び止めた。 「先程のことで、一つだけ気になることがあって」 「気になること?」 「ええ、リーダー会議についてです」 栗田から乳児・幼児リーダーを参画させる方法を検討するように言われて、戸惑った順子と油井園長だったが、その後、栗田からいくつかヒントをもらい、具体的なアプローチを検討することができた。そして、乳児・幼児リーダーと順子、油井園長を含めた四人でリーダー会議を行う