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#59 「観察」で変わる保育の実践
観察とは、対象に深く興味を持つこと。
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【観察】を保育方針の軸のひとつにして、開園前から実践を重ねて5年。
今年の3月に発売された「新時代の保育のキーワード(小学館)」という本で、汐見さんが真っ先に取り上げていたのも【観察】でした。
保育の基本は観察にある
保育士養成校の講義では、その本にある【観察の四分類】を参考に、実際の保育中の動画を使って観察のワークに取り組んでいます。
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①子どもの内面の想像
②アセスメントー想像した結果、自分がどう感じたり思ったりしたか
③保育者の願いや期待(の投影)
④子どものほうからの願いや期待
学生の取った記録を見ていくと、いくつかの発見と仮説が生まれました。
ひとつは、その子自身のことだけでなく、保育士や友だちとの関係性も感じ取ろうとしていることが現れていたことです。これは「主体」を尊重することの本質的な部分を、学生たちがつかんでいる可能性を感じさせる発見でした。
誤った捉えられ方をしやすい「子ども主体の保育」ですが、実習や就職を経て感覚を失っていったり、わかっていても実践できるまでの学びに到達する難しさがあるという仮説も浮かんできます。
その検証はこれからしていきますが、他にもこんな発見がありました。
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