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映画日記その303 「シン・仮面ライダー」
1971年から1973年にかけて放送された石ノ森章太郎原作の「仮面ライダー」50周年プロジェクトとして、『シン・ゴジラ』などの庵野秀明が監督を務めた特撮アクション。仮面ライダーこと本郷猛を池松壮亮、ヒロインの緑川ルリ子を浜辺美波、仮面ライダー第2号こと一文字隼人を柄本佑が演じ、西野七瀬や塚本晋也、森山未來などが共演する。
本編が始まって早々に、仮面ライダーとショッカーの戦闘シーンがある。前知識としてあったのでわかってはいたが、冒頭からショッカーの血がおびただしく飛び散るシーンが続くのだ。それらのシーンをみて、あらためて本作は大人向けの仮面ライダーなんだと再認識する。
また「シン・ゴジラ」「シン・ウルトラマン」と違うのが、展開のスピードだ。とにかく全体的にスピード感があるのだ。ゆえにオジサンには、ところどころついていけない部分がある。悲しいことに目が追いついていかないのだょ…。ネット配信されるようになったら、再生速度を0.8にして再度みてみたい。
ついで感じたのは、前知識は多ければ多いほどいいと思う。なぜならまったく前知識なしだと意味がわからないことが多く、置いてきぼりをくらう可能性があるからだ。まあそれも庵野作品らしいと言えばらしいのだが。プラーナがどうの、オーグメントがどうのと次々と聞きなれない単語が洪水のように流れてくる。
それらをだいたいの感じで流していって、それでも楽しめればいいのだが、前述のように展開も早くて全体的に落ち着きがない。おそらく前知識なしで本作を1回みただけでは、多くの人が消化不良になるのではないだろうか。初見のあとにネットやユーチューブの解説でいろいろ調べて、それから再度観ると、本作をより深く理解でき、より楽しめるだろう。
ともあれ、緑川ルリ子役の浜辺美波さんやハチオーグ役の西野七瀬さん、めちゃかわいくて演技も高評価のようだ。しかし2人とも、なんだか自分の娘と同じくらいの年齢の子だと思うと、ボクとしては、う〜ん、微妙……。それよりも個人的には、やはりサソリオーグ役の長澤まさみさんだ、うん♥
ところが残念なことに、サソリオーグの出番……
短すぎだがな~ッ!
あっさり消えてしもたがな〜ッ!
それが最大の不満……
オジサンはあの大きなハサミにはさまれたいのだ……
以上、なんだか厳しめの評価で書いてしまったが、それは「シン・ウルトラマン」がとても良かったからで、個人的には本作も普通におもしろかった。ただ……もう少し展開をスローにしてほしいんだな。ははは💦
ご興味ある方は、ぜひ劇場でご覧ください。
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