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考えごと。

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#アヘン戦争

考えごと日記その9 「『アヘン戦争から開放まで』を読んで、宣教師の役割を考える」

考えごと日記その9 「『アヘン戦争から開放まで』を読んで、宣教師の役割を考える」

今、「アヘン戦争から開放まで」を読んでるのだが、そこにイギリスから中国へ渡った宣教師の役割が記されてある。そこには、表向きはキリスト教の布教、しかし裏の役割は中国の調査と中国語の習得だというのだ。

そしてアヘン戦争後の談判で、中国語を習得した宣教師が通訳をつとめるのだ。宣教師は当然ながらイギリスに有利になるよう交渉を運んでいく。そして不平等条約が結ばれるようにしたのだという。

そこで思うのは、

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考えごと日記その7 「サピエンス全史からアヘン戦争を考える」

考えごと日記その7 「サピエンス全史からアヘン戦争を考える」

いま読み中の「サピエンス全史 下」に、1840〜42年におきたアヘン戦争が軽く触れられている。本書にはアヘン戦争を、資本の名のもとに「政府が大資本の言いなりになった悪名高い例」としてのべられている。つまりイギリス東インド会社と、イギリスの実業家が、戦争を利用してアヘン(麻薬)を中国に輸出し、大儲けしたというはなしだ。

1800年代にはいると、イギリスは中国に大量のアヘンを輸出するようになった。そ

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