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福祉現場の”リアル” 新入社員 Interview vol.9

就職活動中の学生の皆さんへ

高齢化社会の到来により福祉業界は今後も成長が予想される 注目の業界と呼ばれています。また、”やりがい” ”社会貢献” の面からも就職活動の視野にいれている学生さんも多くいるのではないでしょうか。

しかし「仕事がハードそう」「職場環境きびしそう」「専門知識がないから無理かも」など業界を志望するうえで不安要素も多いかと思います。
"新入社員インタビュー" から "福祉業界のリアル"  に触れ、そんな不安を少しでも解消していただきたいと思い、note にまとめました。

私が誇れること、それは人が好き。 それだけでいいー。

<新入社員 interview vol.9>

21年入社  柴田 夏綺さん 愛知淑徳大学卒

ーー大学での話を聞かせてください

柴田さん:もともと福祉に興味があって福祉系が学べる大学に進学しようと思っていました。愛知淑徳大学を選択した理由としては、例えば日本福祉大学さんとかも選択肢にあったのですが、愛知淑徳の方がそもそもの人数が少ないのでコアに学べるのかな?と思ったことが理由の1つになります。

ーー大学ではどんな勉強をしていましたか?

柴田さん:同級生の西尾さんと一緒で、社会福祉士になるための勉強をしてきました。高齢者だけでなく様々な分野の福祉の勉強をしましたが、福祉施設で働いている方の話を聞いたり、実習をおこなったり、グループワークなどの授業もありました。これは福祉の現場がグループでの活動が主であることが理由みたいです。また、福祉現場の設定でロールプレイのような実践的な学びも多かったですね。変わったところで言うと、行政側の立ち位置で物事を考える授業もありました。名古屋市で行うのであればこのような事業を展開しようとか、様々なテーマのディスカッションから学びがありました。

ーー福祉に目覚めたキッカケは何ですか?

柴田さん:おばあちゃんの介護がキッカケです。おばあちゃんの介護で作業療法士さんが家に来ていたのですが、一緒に料理をしたり出来ることを支援してあげる姿をみて、福祉って介護するだけではないんだと、興味が湧きました。

ーー大学時代はどんなアルバイトをしていましたか?

柴田さん:おばあちゃんとかと話をするのが好きだったので飲食関係のアルバイトをしていました。アルバイトではないのですが、大学生活ではボランティアサークルの活動にも力をいれていて、地域の方と工作したりお茶会をしたりしました。普段から高齢者に目を向けた行動が多かったですね。

ーーほほえみを選んだ理由は何ですか?

柴田さん:人が好き、それだけで良い。このマイナビのキャッチに惹かれました。自分が誇れるものは何だろう?と考えた時に「私も人が好き」だろと直感的に思いました。それからは、色々調べ尽くし説明会に参加しました。

ーーほほえみに入社した感想は?

柴田さん:想像よりも良かったです。自分の身の丈にあった仕事ができるしアットホームな環境が良いです。社員が業務の一環として仕事しているというより、普段の生活の中に仕事が組み込まれているような雰囲気があります。それがとても好きです。自分自身もそうですが、家族を入れるとしたらこういう所がいいなと思っています。

ーー研修について教えてください

柴田さん:大学で福祉を学んでいたのですが、職場目線での研修、薬の勉強、ロールプレイなど新しい学びが多かったです。また、同期の人間関係が良いので楽しく続けられたとも思っています。

ーー実際に介護の仕事をしてみていかがですか?

柴田さん:私はガッツリ介護だけがしたいわけじゃなくて、利用者様と関わりながらケアPlanを立てたり、事業計画に携わったり、裏方の仕事も色々チャレンジしてみたいという思いがあります。 ただ、まずは介護の仕事が一人前に出来ないと次のチャレンジは出来ないと思って、今は現場を頑張っています。

ーー現場の仕事で大変なことは何ですか?

柴田さん:今はようやく半人前、半分だけ独り立ちしているような状態です。口腔ケア、排泄介助、体位変換、移乗・・・ やることはわかっているのだけど、臨機応変に動けない自分がいます。例えば移乗の時、寝たきりの人の場合、ちょっとだけ歩ける人の場合、人によって状態は様々で、どこを補助したらいいのか判断が難しい。 出来るのに私がやってしまう、出来ないのにやらせてしまう、そんな状況にならないように考えて動いています。

ーー仕事のやりがいは何ですか?

柴田さん:正直言うと「やりがい」まで到達していない気がします。今は現場に必死に食らい付いています。ただ、不意に口パクでも「ありがとう」と感謝されると、そんなに感謝しないでください!と思いつつも、本当に嬉しい瞬間があります。

ーー職場の環境を教えてください?

柴田さん:職場は女性の社員さんが多く、仲良くさせてもらっています。皆さんに頼らせてもらってます。社員さんだけでなくパートさんもいるのですが、パートさんも経験値が高いので、遠慮せずにアドバイスをもらっています。皆、やさしく教えてくれるので助かっています。

ーー一緒に働きたい人はどんな人ですか?

柴田さん:ベースとして優しい人。そして+1の仕事が出来る人です。
例えば、何か仕事を頼まれた時に、ついでもこれも、と周りを見渡して主体的に行動できる人。 そして報告ふくめ気づかいが出来るといいですよね。

ーー一どんな人がこの業界に向いていると思いますか?

柴田さん:私は妥協しない人だと思います。もう大丈夫かな?とか思っているといつかトラブルがおきるかもしれない。最後まで責任をもって仕事が出来る人ですね。そんな人と、上司や部下みたいな関係ではなく、仲間の関係を築いていきたいですね。

ーー一将来の目標について教えてください

柴田さん:5年・6年たったときも、後輩に気軽に話してもらえる、聞いてもらえるような先輩になりたいです。その為にも、沢山の知識を学んで経験を重ねたいと思います。 そして気づける人が集まり、全部を受け止めてあげられるような施設を仲間たちと作っていきたいですね。

ーー一最後に就活のアドバイスをお願いします

柴田さん:私は1つでも違和感があったらその会社は辞めた方がいいと思っています。皆さんにも必ずココだと思える会社があると思います。
妥協せず就活がんばってくださいね! ありがとうございました。

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