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読書 -「超スローライフ」を読んで思うストレスフリーのために不快を我慢するという考え方

なんだかなぁという出来事に遭遇した時に不快な気分になり、相手に自分の考えを伝えようか伝えないでおこうかと迷うときありますよね。

タイトルにある「ストレスフリーのために不快を我慢する考え方」は、これだけ読むとストレスフリーになってないじゃん!と矛盾していると思うかもしれませんが、これに時間軸を与えると、そうでもないよというお話です。

■ 時間割引率 思考

以前、勝間和代さんの新刊である「超スローライフ」が出た際に、印象に残った「時間割引率」という考え方。

思えば中小企業診断士の資格勉強にもよく出てきたなぁと思い出す投資におけるDCF法と同じ意味合いですが、人生の教訓的にざっくり言うと、先々の"GOOD"を得るために、目の前の誘惑や欲望に飛びつき、結果的に"BAD"となる選択はするのはやめましょう、と言うことです。

勝間さん曰く「時間割引率が高い人は、今、目の前で損するかもしれないという確率が許せない」とのこと。そのような動物的本能で衝動的に飛びついては結果的に損するよという教訓です。

■ アンガーマネジメントにも◎

私はこれを読んでアンガーマネジメントにおいても使える考え方だなと思いました。ちょうどこの本を読んでいた時期、「いや~その発言はどうだろう…」という出来事があったので、これ相手にちゃんと言った方がいいのかなぁと、思ったり思わなかったり少し悶々としていたタイミングでした。

そこで時間割引率の視点で考えると、今そこで何か言っても後々面倒くさそうだと思い、未来のストレスフリーのために、今回のケースなら今の不快を我慢してもいいかもと思い、結果的に今回は我慢というか、流すことができました。

もしそこで逆に、我慢できない、なんとしても言いたい!と一時の衝動的欲を満たすために一線を超えるとなると、メタ認知的にはかっこ悪いことだなと個人的には思いますし、面倒なことになっていたのは想像に難くありません。そういう時って、「伝えたい」よりも感情的に「言い負かしたい」という、いわゆる論破したい的なかっこ悪い感じにヒトはなりがちですよね。建設的でない論破は笑止です。


■ 時間割引率の低いに人になりましょう

動物的本能に忠実にならず、理性を働かせて時間割引率の低い選択をしていきましょう。また一歩ストレスフリーに近づきました。勝間和代さんに感謝です。


■ 今回の書籍について

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