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「人生は夢だらけ」今季ドラマの個人的ダークホース!
このところ、毎週通っているお店があります。
その店の名は『BAR OLD JACK&ROSE』。
“大正から昭和に移り変わる頃に流行したダンスホール”をイメージして作られた、レトロで素敵な私好みの店内。
そして、個性的でチャーミングな超熟女ホステスのお姉さま方。
もうゾッコンでございます。
▼モットーは「女は、四十から!」
『BAR OLD JACK&ROSE』は、現在フジ系で土曜の夜に放送中の『その女、ジルバ』の中に出てくるお店の名前です。
池脇千鶴さん演じる『笛吹 新(うすいあらた)』は、四十を迎えて夢もお金も恋人もなく、すっかりお先真っ暗でどんよりとした日々を送っていました。
ある日偶然見つけたのが「ホステス求ム!40歳以上」の張り紙。
不思議に思いながらも「ここで新しいことをしないと、自分の人生嫌いになってしまう!」と、新は勇気を出して店の扉を叩きます。
そこに待っていたのは、異世界のようなレトロ空間と、元気で明るくいつもハッピーな超熟女ホステスたちの世界だった…というのが物語の始まりです。
▼“アララ”は幸せを掴める女性
見習いホステス『アララ』としてBARでバイトを始めた新は、先輩のお姉さま方のポジティブさに感化され、どんどん人生を楽しみ始めます。
初めての給料で可愛い靴を買い、昼の職場へ出社の際にもキレイに着飾るように。周りの同僚たちも「最近変わった」と思うほど明るくなります。
どんどん良い方向に変わっていく新の姿を見て、やはり楽しみがあることやポジティブな思考を持つことは、人生をより良くするのに不可欠だなと感じました。
新は、確かに人生について半ばあきらめのような気持ちを持って過ごしていましたが、それでも「人生を変えたい!」を勇気を出して一歩踏み出しました。
人生の方向性は、自分の気持ちを前向きにすること、そして勇気を出して行動することできっと大きく変えられると思わせてくれる、本当に素敵なドラマです。
▼今年は震災から10年、実はつながっていた
昨日放送の第4話で、東日本大震災の話が出てきました。
新は福島出身ですが、震災当時は既に東京にいました。「みんなが大変な時に自分は安全なところにいる」と、ずっと胸につっかえがあったのです。
そんな中、新の弟が仕事で東京に出張してきます。
弟は、家も職場も津波で失っていました。
今でこそ仲のいい二人ですが、自分の状況と比べて平穏に東京で暮らしていた新に対し、当時は反発していたようです。
「ジルバさんも故郷をなくしたところからスタートしたんだ。俺も頑張らないと。ここに来られてよかった」
ジルバの過去と自分を重ね、気持ちを新たに踏み出そうとしている弟の姿に、とてもグッと来てしまいました。
今年は東日本大震災から10年。
もしやここに合わせてドラマを放送していたのか?と気づき、勝手にハッとしておりました(原作読んでいないので何も知らなかった…)。
* * *
ちなみに、ドラマの公式サイトのURLがジターバグ(jitterbug)になっていたので、なんでかなあと思って調べたんですよ。
ジルバは社交ダンスの一種(中略)、ジターバグ (Jitterbug) から転訛したものと言われている(米英語では "ter" が「ラ」に、"g" の発音が消えて、ジターバグが「ジラバ」に聞こえ、このジラバがジルバに転訛したと考えられる)。
ーWikipediaより
なるほど、ジルバとジターバグは同じ意味なんですね。勉強になりました。
サザンの『チャコの海岸物語』の中に出てくる、「ハダカで踊るジルバ」ですね。
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