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web3.0的チームの在り方について

dotD APACに自分以外のメンバーがフルコミットで2名入社してくれて、これからもメンバーを採用していくにあたりいくつかの考え方を言語化しておこうと思います。

チームとは何か

会社や組織は存在はするが個人か見ると依存性が減り、視点を変えると何をやっているか分からないような人も出てくるでしょう。

で、チームは特定の目標やミッションに対して一緒に動く、いわゆるコンソーシアム的な役割で、チームを社会的にはっきりさせたものが会社になるのかもしれません。

実際、インターネットがweb3.0時代に入ってきた感覚はありますが、それと同じくして働き方も一気に変化しているように感じます。

web3.0では2.0と違い特定の誰かの独占はなく、分散した所有者によって情報を等しく共有している状態でありますが、これと同じようなことが会社と個人の間に起こると思ってます。

働き手が持たらす価値が複数の何かによって分散して所有されるという状態です。

これによって何が起きるか

働き手の持つ価値に透明性が出てくる。のではないか?

要は個人のバリューがより明確に共有され、どこにどう存在していた、存在している、そして何をしていた、しているってのが見えるようになってくるのではと思ってます。

ただ、そんなことが見えるようになると居心地悪いわなと思いますので、何かいい塩梅で落ち着くのだろうと思いますが今はよく分かりません。

もう一つは、チームと個人の関係性が、会社>個人から会社<個人に変わる。

今は、会社>個人というか会社=個人というような契約によってもたらされる関係なのだと思ってますが、実際は会社の方が強いということも多々あるので、会社>個人が現実だと思ってます。

会社<個人は、個人が会社に対してコントロラブルになるという未来であって、ハードの側面は数年は追いつかないような気はしてます。

会社の役割は

会社の役割として変化しないといけないと思っているのは以下の3点です。

1, 所属している個人の選択肢を増やす役割

いろんな国の人といると各々が色々な制限の中で生きているのがよく分かります。宗教、人種、国籍、家族関係など。どうしようもないものもあるのですが、会社はそれらの制限を超えて選択肢を与えることができます。例えば、住む場所。実際に自分自身、働く許可をもらってシンガポールで生きてます。

2,機会を増やしリスクをとる役割

会社単位になると個人では得られない機会を得ることができ、個人に配分することができます。理由はリスクの取れる幅の広さだと思います。個人での信頼より会社での信頼の方が遥かに大きいというのが、僕の考えです。

3,社会的な責任をとる役割

個人での社会的な貢献はもちろん大事ですが、会社こそ社会に貢献する器としてなくてはならない存在です。会社を通して社会貢献することが何より働き手をモチベートさせる大きな要因になると思ってます。もうなっているか。

働き手にとっての厳しさ

web3.0的な働き方は、働き手にとってかなり難しくなるのではと思います。会社<個人になると会社に守れることはなく、個人の実績やスキル、バリューがない限り、生きていくのは困難になるのではと思います。

反面、バリューを出せる人にとっては、とても生きやすい世の中になると思います。好きが仕事になるに近いのか、バリューがあると勝手に仕事が来るでしょう。実際、Covid以降はいっきに、仕事格差が開いたかと。少なくとも自分の周りはそうでした。

報酬は何か?

おそらくキャッシュから、徐々に何か別のものが混じってくるでしょう。仮想通貨かな?電子資産かな?株かな?より意義のあるミッションかな?色々と変化すると思います。

で、僕らはどうするか?

個人の価値観を価値に変えるフィルタになる

よく分からないですかねw  dotDは日本の会社ですが、半数以上を日本国籍以外にしたいと思ってます。日本国籍がどうこうではなく多様な価値観が競争力に変わると信じているからです。

会社として、価値観を価値に変える仕組みが成り立っている状態だと、優秀な個人が所属し続けたいと思えるチームになるだろうし、会社もその個人が価値を発揮できている以上、何かしらの雇用契約し続けたいと思うでしょうから。

個人の価値とは

バラバラでいいと思ってます。契約形態やコミット量、会社のステータスによって変化するものでしょう。という意味でいくと価値を出せない人はおらず、価値観の数だけ価値があると捉えてます。

僕が思う、web3.0的チームの在り方、web3.0的雇用関係はこんな感じです。

こういった未来で、チームビルディングして会社として結果を残す人たちって半端なくカッコええと思います。

そうなれるよう努力します。

終わり


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