７つの武器を手に入れよ（『19歳までに手に入れる7つの武器』の読書感想
あなたには、
「夢」や「やりたいこと」はありますか？
私はあります。
「こうなったらいいな」
「こんなことしたいな」など
あれこれよく空想します。
そんな「やりたいこと」を、
最近のわたしは、
以前よりもずいぶん
行動に移せるようになりました。
（えらいぞ、自分。笑）
それでもまだ、
「ちょっと無理じゃない……？」という、
後ろ向きな自分が
にょきっと出てくることがあります。
・失敗するのが怖い……
・人の目線が気になる……
・時間を無駄にしたくない……
・なんだか難しそう……
・自分には到底できなさそう……
・バカにされたくない……
・現実見なきゃ……
・やっぱり無理……
「やってみたい。けどやめとくかな……」
「踏み出したい。けど踏み出せない……」
アクセルとブレーキを
同時に踏み込む自分。
何もしてないのに
頭がグルグル空回りして
オーバーヒートしちゃうことも……
（トホホ）
さて、そんな私の背中を
力強く教えてくれる本に
出会いました。
それがこちらです▼
ーー
樺沢紫苑さん著
『19歳までに手に入れる
７つの武器』
（幻冬舎）
ーー
本を読み、
私に衝撃を与えた一節がありました。
（「私は、ユーチューバーとして成功して食べていけますか？」という質問に対して）
やりたければ、さっさとやればいいのです。
なのに、なぜやらないのですか？
親や友人は、
「ユーチューバーなんて無理」
と言うかもしれません。
しかし誰が何を言おうが関係ないのです。
あなたは、親が反対したら、
その夢をあきらめるのですか？
友人の一人が、
「あなたの動画はつまらない」とバカにしたら、
それだけで夢をあきらめるのですか？
人生はあなたのものです。
自分で考え、自分で決断し、自分で行動すべきです。
人の言いなりになる必要はない！
やりたければ、やればいい！
小さく始めるのに、何のリスクもありません。
ぐぅの音も出ませんでした。
「ぬわぁ、言われたぁぁ～～！」
とも思いました笑。
けれども、何度も読み返すうちに、
「あぁ、本当にそのとおりだなぁ」と
思うようになりました。
なぜなら
自分がやりたいことをするのに、
誰かの許可なんていらないからです。
今思うと、
やらない理由を探すのは
「自分が傷つかないため」
なのかもしれません。
・自信を失いたくない
・失敗したくない
・批判されたくない
・バカにされたくない……
人間だから、
傷つきたくないのは、当然です。
傷つかないよう
予防線をはるのは、
人としてごくごく
当たり前なのだと思います。
それでも、
人生は一度しかありません。
たった一度しかない、
このかけがえのない人生を、
私はどう生きるのか＿＿
大切なのは
「傷つかないこと」より
「自分らしく生きること」ではないか＿＿
この本を読み、
そう思うようになりました。
この本には、
自分らしく生きるための
「７つの武器」が書かれています。
第１の武器：整える力
第２の武器：レジリエンス
第３の武器：コントロール力
第４の武器：つながる力
第５の武器：読解力
第６の武器：好奇心
第７の武器：アウトプット力
いずれも冒険クリアに不可欠な武器ばかり。
そのなかでも、
私が特に手に入れたいと思ったのが、
第２の武器「レジリエンス」です。
レジリエンスとは
「心のしなやかさ」のこと。
レジリエンスが高いと、
闘牛士が牛をかわすように、
嫌なこともするっと受け流せ、
クヨクヨせず、引きずらず、
早く立ち直れて、
余裕を持って対応できます。
一方でレジリエンスが低いと、
嫌なことと正面衝突し、
凹み、引きずり、なかなか立ち直れず、
いつも余裕がなくなります。
レジリエンスは、
冒険クリアに欠かせない
武器なのです。
豆腐メンタルの私にとって
「レジリエンス」は
喉から手が出るほど欲しい武器でした。
「レジリエンスを高めるには、
どうすればいいんだろう……」
本書では、
レジリエンスを高めるためには
「１００回失敗しろ！」と書かれています。
転んで、起き上がる。
これが経験です。
レジリエンスの最大のトレーニングになります。
１００回失敗すると、
１００回立ち直ることができます。
失敗した数だけ
「回復力」を鍛えるトレーニングができる。
この一節にハッと息をのみました。
なぜなら
失敗することで
「回復力が上がる」ことに
気づけたからです。
失敗は悪いことではない。
むしろ失敗することで、回復力が高まる！
この一節を読んでから、
私の意識がバチッと変わりました。
あまり結果を気にせず、
行動しようと思ったのです。
・セミナーを開催してみる
・FBグループでコミュニティを立ち上げる
・近所のウクレレ教室に通いはじめる……など
「とりあえずやってみよう」マインドで
動けるようになりました。
もちろんうまくいけば嬉しいけれど
うまくいかないなら、それでいい。
失敗するからこそ、私は成長できる。
つまり
行動した時点で、
私はもう１００点満点なのだっ！
そう思うことで、気がラクになりました。
これからは
「結果」ではなく
「行動そのもの」を大切にし、
失敗を積み重ねることに
寛容な私でありたいと思っています。
最後に……
私はもうすぐ４０です。
この本は、タイトルにあるとおり、
１９歳の若者に向けた本です。
「もっと若いときに読めていれば……」とも
一瞬思いましたが、
いま出会えてよかったのかな、とも思います。
なぜなら、
色々と紆余曲折したからこそ、
本の内容が深く染み込んでくる、
と思うからです。
今からでも遅くない！
私の人生はこれからだっ！
私には５歳の息子がいます。
その息子に
７つの武器を携えたその背中で、
「人生って楽しいよ」と語れる
そんな大人でありたいと思います。
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