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これまでの生き方、これからの生き方(『これからの生き方図鑑』読書感想)


楽しむことへの罪悪感


これからの人生、どうしよう……」 
 
これからの生き方に、 
迷う自分がいました。 
 
しがらみが多い 
今の職場を選ぶか。 
それとも、 
心機一転、 
新しい環境に飛び出すか。 
 
大事な問題にもかかわらず、 
一向に考える気が起きません。 
 
問題を先延ばしているせいか、 
自分が大好きなことをするときも、 
奥歯にものが挟まったような 
感覚
がありました。 
 
私は、 
 ただ現実逃避をしているだけではないか
……」 
 
不安、焦り、もどかしさの中で、 
日々を過ごしていたのです。 
 
 

「楽しい」ことに「挑戦」しなさい 

 
 
そんなとき、読んだ本があります。 
 
 
樺沢紫苑さん著 
『これからの生き方図鑑』 
(光文社)
 
 

 
この本の「はじめに」には、 
こう書かれていました。 

『もし、あなたが今、「幸せじゃない」「自分らしく生きてない」としたら、私のように生き方を変えて楽しく幸せな人生にしてほしい、自分らしくやりたいことをやってほしい-そう願って書いたのが、『これからの生き方図鑑』です。』 

これからの生き方を知りたい!」 
 
そう心底思った私は、 
貪るように、本を読みました。 
 
 
そして読み終えた今、 
私は、次のメッセージを受け取ったのです。 
 
 
『楽しい』ことに、今スグ『挑戦』しなさい」 
 
 
この原則を、樺沢先生は、 
徹底的に貫かれています。 
 
最も如実なのが 
「東京~伊勢神宮までの自転車旅行」です。 
 
大学以来、 
自転車に乗っていなかった 
56歳の樺沢先生が、 
なんと6日かけて、 
370kmの道のりを、 
自転車で走破したのです。 
 
私は、目が点になりました。 
「私には、到底できない……」 
 
『これ生き』の中で、 
先生は次のように言います。 
 

わずか1週間足らずのチャレンジは、数年分の経験に相当した」 

やりたいことがあれば、 
 すぐにやってみなさい
」 
そんな力強いメッセージを、 
先生はまさに行動で示されたのです。 

挑戦する私の背中を押した「3つの教え」 

 
そんな私は、実は 
ある挑戦をしている真っ最中でした。 
 
樺沢先生主宰のウェブ心理塾で行われる 
「出版企画コンペ」
です。 
 
元々、 
書くことが大好きな私。 
このコンペは、まさに 
「楽しいことへの挑戦」
でした。 
 
樺沢先生の挑戦に勇気をもらい、 
私も、 
この機会を大切にしようと思ったのです。 
 
 
とはいえ、 
正直にいえば、 
大きな不安と緊張に 
悩まされていました
。 
 
 
・失敗したら、どうしよう…… 
・仲間に、カッコ悪いところを見られたくない…… 
・プレゼン内容が決まらない……
 
 
 
実は、発表前日まで、 
プレゼン内容が、 
規定の90秒内におさまらず、 
悪戦苦闘
していました。 
 
不安と焦りは募るばかり…… 
 
 
そんなとき、 
私を救ってくれたのは、 
この本に書かれた 
3つの教え
だったのです。 

1.「失敗してもいい」と考える 

『途中でギブアップしてもOK。一歩踏み出すこと、チャレンジすることが重要。いや、チャレンジしただけで、すでに「成功」なのです。』  

「そうか、 
 今回のコンペに参加するだけで、 
 もう私は成功している
のかっ!」 
 
そう考えると、 
肩の荷がすっと降り、 
心がぐっとラクになりました。 

2.行動を細分化する 

ひとつの目標、行動を分けた数だけ「成功体験」が得られるということです。たとえば12個に分けた場合、半分失敗したとしても6個はプチ成功体験を積み上げることができる。』 

「なるほど、 
 タスクが大きいときは、 
 細分化すればいい
のか!」 
そう気づき、私は、 
90秒プレゼンに向け、 
やるべき作業を細分化し、 
一つ一つ取り組みました。 
 
すると、 
都度、プチ成功体験を 
味わえたのです。 
「よし、ちょっとずつ前進している!」 
という自信に繋がりました
。 
 
 

3.人の力を借りる 

『追い詰められた状況に陥った場合(中略)特に重要なのは、「自分一人でどうにもならなければ、他人の力を借りる」ということ。』 

私は、本番直前でしたが、 
仲間に意見を求めました。 
すると、自分では 
思いもつかないアイデアが出てきたのです! 
 
結果的に、 
その助言が、 
私のプレゼンの肝となった
のでした。 
 
 
また今回は、 
ChatGPTの力も借りました。 
プレゼン内容の要約や、 
想定質問のネタ出しを、 
手伝ってもらったのです。 
 
いずれも的確な回答をもらえ、 
作業が大幅に効率化
できました。 
 
 
 
これら3つの取組みのおかげで、 
私の頭はスッキリし、 
準備を終えることができました
。 
 
そして、 
コンペ当日、 
幸運にも、プレゼンの機会をいただき、 
出版社から、なんと札を上げていただけたのです。 
 
 
 

出版コンペで得た「2つの学び」 

 
今回の結果が、 
とても嬉しかったのはもちろんですが、 
実は、私にとって、 
その結果以上に、 
この上なく喜ばしいことが 
2つありました
。 
 
 
1つ目は 
「プロセスそのものが楽しかった」
 
ということです。 
 
良い企画を練り上げるために 
「ああでもないこうでもない」と、 
試行錯誤しながら、 
そして仲間の力も借りながら、 
本気で取り組んだ期間は、 
まるで青春時代そのもの
でした。 
 
楽しみへの挑戦は、 
 結果うんぬんより、 
 過程そのものが 
 充実感に溢れている
」 
と感じたのです。 
 
このような体験を、 
社会人になって得られたことが、 
何よりも幸せでした。 
 
 
もう一つは 
「人生の悩みが軽くなった」
 
ということです。 
 
冒頭でお伝えしたとおり、私は 
「仕事をどうするか」 
という悩みを抱えていました。 
 
けれども、 
その悩みは、 
私の人生にとって 
「本質ではない」
 
と感じたのです。 
 
なぜなら、 
どんな仕事を選んだとしても、 
アフター5などを使い 
「好きなこと」はできるからです。 
 
私は 
「書くこと」が大好きです。 
 
その時間を確保できるのなら、 
仕事は 
(誤解を恐れずにいえば) 
淡々とこなせばいいのかな、と思えました。 
 
「好き」を自分の人生の中心に据えて、 
そのほかのことは柔軟に決めればいい、 
と思った
のです。 
 
私の人生の優先順位が、 
カチッと音を立てて、 
変わったのを感じました。 
 
 

これまでの生き方、これからの生き方 

 
 
これまで私は、 
変化を恐れてきました。
 
 
なぜなら、 
失敗することが 
怖かったからです。 
 
周囲の評価を落とすことに、 
過度の不安を覚えていたのですね。 
 
けれども 
『これ生き』を読み、 
変化は、 
「恐れるもの」でなく、 
「楽しむもの」
 
だと学びました。 
 
楽しい挑戦は、 
挑む過程そのものが、 
充実しています
。 
 
その喜びは、 
経験値として、 
必ずたくさんの成長を 
もたらしてくれます
。 
 
万が一、 
何も得ることがなかったとしても、 
青春時代を再体験するかのような 
「充実感」を得られます。 
 
そんな体験が出来るだけで、 
挑んだ人は、 
すでに幸せなのではないでしょうか。 
 
 
今は、 
インターネット・SNS全盛の時代。 
世界と自由に繋がることができます。 
 
楽しむタネは、 
身の回りに 
ゴロゴロ転がっているのです。 
 
「楽しみに挑戦する」 
ために必要なのは 
「一歩踏み出す勇気」
。 
 
それだけなのかもしれません。 
 
 
私は、 
変化を恐れる「これまでの生き方」にサヨナラしたい。
そして、 
変化を楽しみ尽くす「これからの生き方」に 
シフトチェンジしたい
です。 
 
そのためにも 
「楽しい挑戦への一歩」を 
これからもドンドン踏み出し続けます
。 
 
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