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アイスホッケー


初めまして。
先日、アメリカから日本へ引越してきました。

子供がアメリカ在住中にアイスホッケーをはじめたのですが
私自身はかろうじてスケートが少しできるぐらいで
アイスホッケーとは無縁の世界で生きてきました。

正直に言いますと
アイスホッケーへのイメージはNHL
試合での殴り合う、観客が泥酔して大声を出している
くらいのイメージしかありませんでした。

過激なスポーツというだけで
子供に習わせるには若干抵抗があったくらいでした。

住んでいる州はアイスホッケーが盛んな地域でしたので
まだ陸でもヨチヨチと歩いている幼児の子達も
スケートを上手に滑っていて
そして幼稚園児の頃からトラベルチーム
(ジュニア一軍、選抜チームのような存在)
加入を目指し、さらにはその上にある将来の奨学金を目指して
アイスホッケー英才教育を始めている親がたくさんいました。

とにかくこのスポーツ、親の熱の入れようがすごく
何故だろう?と最初は思っていたのですが
奨学金の金額を後に知り納得。

スカラシップ争奪戦

アメリカのアイスホッケー強豪高校や大学の寮に入るには
年間多いところで1200万円ほどかかります。

ジュニアとして活躍し、スカウトを受けるとその額が無償になる。
それがアメリカの奨学金、スカラシップ制度。

新入りは無条件でライバルになるわけで
さらには住んでいるエリアが白人しかいないということもあり
アジア人が来たぞ!と日本人の私を見てびっくりする子供たち。
それでも子供たちはまだ純粋。

Good morning

とロッカールームで挨拶しても
返してくれるのは子供たちだけ
親はシーンとただ私と我が子を見てるだけ 笑

オフリンクでもオンリンクでも熾烈な争いが繰り広げられていたわけですが
(アメリカと言っても州によりけりです。
あくまでも私の地域での個人経験談としてお読みください)

色々と厳しい環境下でのスタートだったのですが
息子は取り憑かれたようにアイスホッケーの虜に。

キックボクシング以外の今までやっていた全てのスポーツを辞め
アイスホッケーに専念することに。

そしてこの度、日本に帰国することに。

日本のアイスホッケージュニアチーム

子供は日本でもアイスホッケーを続けたいということで
色々とリサーチしてみるも情報量が少ない!!涙

まだまだ日本ではマイナースポーツであるアイスホッケー。
アメリカを去る際にコーチからは

「日本でも週4で練習を続けてください」

そう言われましたが、近くで週4練習があるジュニアのチームはありません。

その後、調べに調べ、どうにかこうにか週3、4で練習できる環境ができました。

アイスホッケーはアイスリンクのある、限られた場所でしかできないスポーツ。
スティックや防具を持って移動するので、子供たちも

「じゃあ行ってくるね!」

と自転車で1人で、とはいきません。
試合が入れば移動も多くなりますし
保護者の協力なくしてはできないスポーツの一つです。

ホッケーマム

アメリカではホッケーをする子供がいるお母さんのことを

“ホッケーマム“

と呼ぶそうで、毎日リンクにいる私を見つけたコーチから笑顔で

「ようこそ、ホッケーママの世界へ」

と言われました。

その時はホッケーマムの大変さも知らずに…笑

でも、ホッケーマムは大変という意味だけではありません。
子供たちを一生懸命サポートしている母親
そんな代名詞としても使われていました。

ホッケーマムでいられることにも感謝し
子供を通してアイスホッケーについて学び
それを日記のように残せたら良いなと思い始めたnoteです。

よろしくお願いします。

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