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安心と不安の間。

新しいクリニックに受診しに行ってから一週間。
体調がすぐれず、寝込んでいる。
出された薬が強すぎて、ふらふらするのか。
それともすし詰め電車に当てられ微熱が下がらず…なーんか変なもん拾ってきたか…。
ようやく熱が平熱に戻ったものの、まだ頭はクラクラしてしている。

口内炎ができまくり、食事は卵粥のみという生活だったが、口内炎も治まってきた。
いや〜、5つは辛かった。


定期的にカウンセリングが受けられることになり、安心はした。
しかし、医師の
「他のクリニックではどう対処してるんだろ…。よそでは何と言われた?」
の言葉に不安もある。
…ああ、ここでも私はレアケースか…

よそのクリニックでは電話予約の段階でPTSDは診れないと言われたり、併発しているADHDのせいで発達障害はお断りしていると言われたり。

まず、診てくれる医師が少ない上に、その医師にとっても私のようなケースは初見でどう治療したらいいのか分からないのが正直なところなのだろう。



不思議で仕方ない。

私みたいに苦しんでいる人は大勢いそうなのに、なぜ受診をしない?
やはり、メンタルクリニックというのはハードルが高いと思われているのかな…
我が家は私が子供の頃からオヤが精神科にかかっていたため、私にとって精神科、心療内科、メンタルクリニックは内科や眼科みたいなもので、別に特別な存在じゃなかったんだよね。


それに東京と比べると地方都市ではあるが、地下鉄が縦横無尽に張り巡らされ、3分おきに地下鉄が来る街だ。
そんな大都市でも私はレアケース扱いなのか。
自分の地元の精神科、心療内科、メンタルクリニックはPTSD受診全滅である。
都会に出るしかなかった。


正直な気持ち、安心より不安が勝るなか、また毎晩見出した悪夢に頭を抱えている。

出てくるのは実家か、体躯のいい男性ばかり。

恐怖に汗をかきながらうなされて起きる。

おかげで最近顔にあせもができて…ぶちゃいく。


……不安を抱えながらもカウンセリングに通ううちに少しは落ち着くかもしれない。

ここ最近は毎日、抱き枕を若い頃の自分に見立てて、
「はぁ…怖かったよね。
もう大丈夫、大丈夫だから」
「辛いね、辛いね…
辛いって思っていいんだよ。
無理して平気なふりせんでええ」
とにかく、そこにあった感情をみとめて枕の背中や頬にあたる部分をさすってあげたり、トントン優しく叩いて若かりし日の自分を慰めている。
一緒に泣くこともある。

今できる限りのことを、無理のない範囲でやるだけで精一杯。

なんたって、今の私の身体はほとんど卵粥になっちゃったんだから。

一週間卵粥生活。

もう置き換わっているだろう。




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