お化粧するマダムがお元気な理由がわかった日。
とある勉強会。
「お化粧をすると、高齢者の方も気分が上がります。
お化粧自体も❝運動❞になります」
そんな講師の方の解説にハッとした。
なぜ、お化粧を続けるマダムはお元気なんだろう?
なぜ、お化粧を続けるマダムは矍鑠(かくしゃく)としてらっしゃるのだろう?
事実だけどなぜ?ってずっと思っていた。
そうだ、お化粧をすること自体が運動だ。
手先、手指を動かす。
反対側の眉を書くときは身体をねじる。
そもそも洗顔だって運動だ。
お化粧は頭の運動にもなる。
左右対称に眉を描くのも。
例え二本しかなかったとしても、
どちらの口紅にするか選ぶことも。
唇からはみ出さないように口紅をひくのも。
頭と身体がリンクしてはじめて出来る❝運動❞だ。
確かになぁ…。
いわばお化粧は立体の塗り絵。
立体のパズル。
工程もたくさんある。
だとしたら、それを続けられているってだけで十分に矍鑠としてらっしゃるに決まっているか。
だって、頭と身体のエクササイズみたいなものだもの。
しかも、それをして「気分が上がってる」ならいいこと尽くしじゃないか。
もちろん、お化粧が嫌いな人だってみえるし、そこは自由だと思うの。
ただ、今日の学びは「お化粧は心身のエクササイズになりうるね」ということ。
手術後の患者さんに口紅を塗るグループと塗らないグループに分けて、回復スピードを観察する実験が海外で行われた話は以前noteに書いたけれど、ご自分で動ける場合はお化粧自体がエクササイズになるのね。
(この実験では口紅を塗って過ごしたグループの方が回復が速かったそうです)
日本ではあまりニュースにならなかったけれど、欧州では身体に麻痺がある方の口紅塗りをフォローするマシンが開発されたよね……二年前?だったかな…メイク好きなら誰だって好きな口紅塗りたいよね……
と、思いながらメイクをした今日の夕方。
最近、少しずつメイクできる日が増え、やっぱりレンガ色の口紅が私にはよく似合うなぁと鏡を見て口元が緩む。
せっかくカッコよく引き締めたのに(苦笑)。
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