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「もしかしてカサンドラ!?」と思ったら〜情報の集め方その2

前回は調べる前の大前提、心構えをお伝えしました。

今回は具体的にどんなことを調べたら良いか、についてお伝えします。


調べること①:発達障害(神経発達症)の型

まず発達障害(神経発達症)の型について知っているかどうかでかなり得られる情報が違ってきます。
私はこれを知らなかったが為に色々なことに気づくのが遅れました…。
なのでまず最初にどんなタイプの発達障害があるのか知ることが大切です!

発達障害かどうかよくわからない…
という時にも、まずどういう型があるのか、それはどういう特徴があるのか…
それを知ってから調べていくと、体験談も対処法も探しやすくなります。

検索でもある程度調べられますし、専門の本にも詳しく書かれているものもあります。

ASDの型には、尊大型、積極奇異型、受動型、孤立型、大仰型
ADHD の型には、不注意優勢型、多動性衝動性優勢型
があると言われています。
「〇〇型」ではなく、「〇〇群」と表記されているものもあります。

それぞれの型によって見え方が異なるので、先に知っておくと混乱することが少なくなります。

また、人によってはASDとADHDの両方の特徴が見られたり、ASDの尊大型と孤立型の両方の特徴が見られたり、ということもあります。
このあたりのお話は、またいずれ詳しく記事にできればと思っています。

調べること②:当事者さんやカサンドラさんの体験談、あるあるエピソード

なんとなく発達障害についてわかってきたら検索エンジンやこのnoteなど、いろいろなSNS媒体で検索をしてみましょう。
「asd 受動型」「asd カサンドラ」「adhd 女性」など、複数の単語を組み合わせると、必要な情報が手に入りやすくなります。
また、以前使われていた言葉になりますが、「アスペルガー」という言葉を使って検索してみるのもひとつの手です。

発達障害当事者さんやカサンドラ症候群の当事者さん方は、もちろん一般の方ですので、間違っていることも書かれていることがあります。(医師でも間違っていることも当然あります。)
鵜呑みにせず、可能性のひとつとして参考にさせてもらいましょう。

実際の体験談には専門書よりも実際の生活の中で参考になることがたくさんあります。私も随分と助けられてきました。

うまくいく対応策は人によって(発達障害の方も、その周囲にいる方も)違うので、慎重に、自己責任で試す
ことを心がけてください。
相談できそうな医師やカウンセラーがいれば聞いてみるのもひとつの手ですね。

調べること③:専門家の本、動画など

体系的にまとめられていて基本的な知識を得られるのが専門家の本や動画ですね。発達障害(神経発達症)とは何なのか、知っておくと良いことは何か、概要を知ることが出来ます。

カサンドラかも、と思っている方の中には、本も読めないくらい疲弊しておられる方も多いと思います。
わたしもそうでした。
文章がこれでもか、と並んでいる本はなかなか読めませんし、
会話のなかでどうなるのか、が掴みにくいです。
(私のサイトも文章だらけで申し訳ないです。)

専門家の本で、なるべくマンガが途中に描かれていたり、カラーの図が描かれているものを探してみてください。
最近ですと図書館にもたくさん関連の本があると思います。

私も、夫に「自分はasdだと思う」と告げられた時に、すぐには納得がいかなかったんです。
その時読んだ、専門家の書かれた本の中のマンガに、夫と私の同じような会話が描かれていて、それでようやく、夫もそうかもしれないと思えた経験があります。

カサンドラ症候群をテーマにされた本もありますので、色々探してみて、合うものを見つけるといいと思います。

まとめ

①発達障害の型をまず調べて知っておく
(このタイプかな?と大体の見当をつけておく)

②当事者さんの体験談を探す、参考にする
(複数の単語を組み合わせて、色々なSNSで探してみる)

③図やマンガが入った専門書を読む
(発達障害とは何なのか、概要をつかむ)

まずこの3つを意識して調べると、効率よく知りたいことがわかると思いますので、参考にしてみてくださいね。

また近いうちに次の記事をあげていきますので、楽しみにお待ちいただけると嬉しいです。

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